集英社文庫<br> 捜査官ケイト

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集英社文庫
捜査官ケイト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 511p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087602586
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

新任の女性捜査官ケイトを見て、ベテラン捜査官のアルは、不満げだった。だが事件は待ってはくれない。サンフランシスコ郊外のコミュニティで次々と発見された女児三人の殺害死体。二人はお互いを意職しながら、住民の聞き込みを始める。容疑者とした浮かびあがったのは、美しく才能豊かな女流画家。彼女には17年前、女児殺害で刑に服した過去があった…1994年度エドガー・アラン・ポー賞受賞の傑作ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

16
基本的に海外ミステリは苦手としているのですが、これは比較的読みやすかった。キャラがはっきりしているからかな? 過去を持った女性画家が非常にミステリアスで魅力的でした。ケイトを取り巻く人々も、不思議とチャーミング。続編があるようですが、どうしようかな。2012/11/23

鐵太郎

8
このミステリの全体を流れる音調は低いですね。暗いとは言い切れないけれど。主人公のケイト、男社会の中で必死で働く女性というだけではない、レズビアンです。警察という特殊な社会だけでなく、当時の、そして今の世界でも二重にマイノリティです。彼女が取り組むことになった事件のおぞましい秘密。人がこれほどの悪意を持てるのかと言うほどの怨念。謎は、全体の7割ぐらいで片付きます。残りは、過去の怨念との戦い。救いがあるのか、この世界に。ホーキン警部補が、無愛想で仕事中心だけど結構いいやつじゃないか、というのが救いかな。2010/06/04

まる

4
頑張っているケイトがいい。懐ろの広いアルもいい。2人のコンビがいい。物語に重要な部分を占める心理的な事が丁寧にかきこまれていてぐいぐいと引っ張られて読めて楽しかった。何かたっぷりとしたランチとお茶を楽しめた満足感に似た物を感じた。発行は1995年第5刷とある。もう26年も前の本。今だったらこのタイプの話しはもっと陰惨に残虐にかかれるに違いない。この程度でとどめてくれたら今時の物ももっと読みたくなるような気がした。2021/08/11

myvi

2
古本屋。たまには海外の作家の本もと思い買ってみた。事件自体は割とシンプルで、主人公とその取り巻きの描写。登場人物が少ないので外国人の名前でも読みやすかった2024/04/09

じょじょ

2
面白かった!!最後 そのまま続くような終わりかただったから 早く続きが読みたい!!2017/09/05

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