内容説明
ミセス・ポリファックスは、日頃はボランティアに精を出す、気のいいアメリカのおばちゃま。それがひょんなことからCIAのスパイに採用され、結果はいつも大手柄。今回の行き先は彼女の憧れの中国、しかもシルクロードだ。ソ連も密かに追っているという、重大な軍事機密をにぎる中国人を国外に脱出させるのが任務。陽気な観光客をよそおって遺跡をたずね歩きながら工作を進めるが、あわや。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
23
再読。すらすらと、何も考えずにストンと作品の中に入っていけるお馴染み感がいいです。2015/10/10
うめ
22
可愛いおばちゃまとアイリスに癒された旅路だったけれども、終盤に絶句。おばちゃまにはあんなハードな事や言い訳がましい事をさせないで欲しかった。とは言え、"ハッピーエンドなんてないのよ、ハッピーな人がいるだけ"っていう言葉がずしんと響いた。エピローグには素直に拍手を送りたいけれど、やっぱり、あのハードな展開はちょっとなぁ。。2018/08/16
七色一味
20
読破。再読ですが。かなりハードな読み物後なのでこのシリーズ物はお気楽でイイです^^ 基本、シリーズのどこから読み始めても問題はあまりないんですが(一応『おばちゃまは飛び入りスパイ』だけは、先に読むことを前提にして)、『おばちゃまは香港スパイ』を読む前に本書は読んでおかないと登場人物に違和感が発生します。あと、『~香港スパイ』より前に『~アルペンスパイ』は読んでおかないとね。と言うことで、感想ですが…。今回のおばちゃまの任務は、とある密命を帯びたスパイのサポート役です。(続く)2011/11/10
天晴
15
このシリーズを読んでいて毎回思うのが、翻訳の不自然さです。直訳し過ぎてて前後が繋がっていないように感じたり、アメリカンジョークと思われるセリフのこれまた直訳。でもこれもまた毎回ですが、途中からそんなこと気にならなくなる位にお話とおばちゃまに夢中になります。今回もおばちゃまはただの運び屋ではなく助手とはいえ人を一人中国から脱出させます。敵はソ連です。なんとも時代を感じさせますが、そこに古臭さはありません。ただ今までよりは大活躍感が薄かったかな?何はともあれおばちゃま、happy wedding!お幸せに〜☆2018/02/25
かず1号
7
今回は中国。正体を知らされていないエージェントの支援の為にエージェントが参加するツアーに一緒に行くことになったおばちゃま!前半はエージェントは誰だという謎、後半は中国では目立つおばちゃま達がツアー日程で行動を制限された中でどうやっていくのかなという疑問が・・。まあでも奇跡の連続で解決(笑)という・・・。 それからこのシリーズを続けるためには必要だと思った作者の都合でやりはじめた(?)おばちゃまの空手は茶帯ってのはそろそろ無理では?? 2018/02/15