内容説明
ミセス・ポリファックスはちょっとした行きちがいからCIAに採用されてしまったボランティア・スパイ。一度かぎりと思った初仕事で大手柄をたてたために、またも任務がまわってきた。行き先はイスタンブール。東側から脱出してきたダブル・スパイの救出が今回の使命だ。なんとか合流はできたものの、女二人てんやわんやの逃走劇が始まった。どこかおかしくたっぷり愉快なポリファックス・シリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
55
シリーズ第二作。absin3冊目。前作よりもっと面白い!ちょっとびっくりな展開で途中のスリルが凄いこと。甘く見ていると腰を抜かすかもしれない。おばちゃまが無事に帰ってこれただけでも感動もの。当時のイスタンブールは国際的スパイの登竜門というか、ソ連にも近い東洋と西洋の交差点。シリーズ物のスパイでここに来なかった者は珍しい。おばちゃまにも必要な経験だったのだろう。途中ギャッとなるシーンもあるが許容範囲。でもイスタンブールの滞在は実は長くなく、すぐにアンカラへ。次も頑張れおばちゃま…。 2016/02/09
七色一味
50
再読。飛行機の隣の席に座った女の子よりも、おばちゃまは強運の持ち主であることは間違いない。2015/10/15
うさ丸
26
★★★★☆ミセス・ポリファックスシリーズ第2弾。 今回もおばちゃまのスパイぶりに楽しませてもらいました。 このシリーズはスパイ先でおばちゃまが危機に陥り→新たな仲間になった者たちと危機脱出→おばちゃま安堵する。 この3つをループしながらのお話で単純かつかなりおばちゃまに有利に働くように出来ているご都合主義的なストーリーですが、エンターテイメントシリーズなのでこういう展開で良いと思います。 今回の舞台はトルコ。 冷戦下の1970年に書かれた作品なのでリアル感があり楽しめました。 次回のおばちゃまにも期待!!2018/01/18
七色一味
23
──ということで(どういうこと?)ミセス・ポリファックスの2巻目。今度は共産女スパイのトルコからの脱出を助けるためにイスタンブールに向かったおばちゃま。ところがいつものように、いらんところに鼻を突っ込むクセを発揮して、トルコの端から端まで逃げまわることになってしまいます。 前作のファレルもそうですが、今回もドタバタの中で貴重な出会いをするおばちゃまの活躍を、お楽しみください。2011/09/10
うみろー
21
大好きなシリーズ。おばちゃまの2話目。今回はイスタンブールが舞台。女スパイの救出劇だ。周りの人を次々に巻き込む魅力。おばちゃまの為ならと皆頑張っちゃうんだよね。人見知りの私でも、おばちゃまを見てると人と関わるって素敵と思える。カーステアーズもビショップも懐かしい。ドラマで見てみたい。2014/08/24