集英社文庫<br> おばちゃまは飛び入りスパイ

集英社文庫
おばちゃまは飛び入りスパイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784087601541
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ミセス・ポリファックスは、自分の住む市のガーデン・クラブの役員で、病院でボランティアをする、要するにどこにでもいるアメリカのおばちゃまだ。それがある日、突然思いたってアメリカ情報組織の本拠、CIAに乗り入んで「わたしをスパイにしてください」「そんなばかな、ご冗談を」ところが、どういうわけか彼女の夢はほんものになってしまったのだ。元気印のポリファックスがさっ爽世界に登場。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

183
面白い。もっと*のほほん*とした話を想像してたが、陰惨な場面も悩みも究極の選択も現れる。鋭い観察眼と記憶力で危険を乗り越えていく姿は何とも頼もしい。頑張れおばちゃまと思わず応援したくなる。負傷者を助けながらの行動なので行動は制限されるが、アイデア、偶然に助けられ困難を乗り越えていく。本作は、おばちゃまがいかにスパイになり、ある所に監禁されて脱出するかまでが描かれ、シリーズでは最も重要な作品だ。シリーズ読むなら最初に読むべし。--absintheは表紙絵気に入ったけど、この絵は評判悪いのですね。2016/01/20

Lara

91
60才過ぎのおばちゃまが、念願叶って、間違いからCIAのスパイに採用され、活躍する。1966年、昭和41年頃の作品か。素朴な疑問はいくつもあるが、そこは小説、楽しむこと。何故かメキシコから、アルバニアに飛ぶという、奇想天外な展開、時代背景もあるが、その展開が古めかしくて、思わず驚かされる。がしかし、ミセス・ポリファックスは、いつも前向き元気だ。2022/04/24

Rosemary*

41
再読。夫に先立たれ、子供たちも独立し、日々ボランティアに精を出す、見るからに善良そうなおばちゃま、ミセス.ポリファックス。生き甲斐を求めて子供のころからの夢を叶えるため、CIAへスパイの応募に乗り込みます。運よくボスのお眼鏡にかない、初めてのミッションに向かうのですが…とても簡単な仕事のはずが、突拍子もない展開になって行く。ハラハラドキドキ、一緒に冒険している感覚をたのしめます。かなり昔の作品ですが、色あせない面白さであります。2014/04/12

Koning

35
あれー表紙変えやがったんですか?前のほうがいいと思うなー。というかこの絵のおばちゃんはらしく無さ過ぎる!ミセス・ポリファクスじゃねぇ! とか、思いつつ(w。再読したので。時代はまだ思いっきり冷戦時代(ということは東西のスパイがネタになる頃です)にラングレーにスパイで雇って!と行っちゃうおばちゃんがひょんなことから本当にスパイになって・・・・・・というお話なんだけど、なかなか楽しめるお話です。プロじゃないせいで逆にピンチを切り抜けちゃうとかある意味この手のお約束を踏襲してるわけですが、そこがいい!(w 2013/03/31

七色一味

35
読破。いや、でもカバーはこれじゃないんだよね。1988年12月の初版は、おばちゃまはもっと品のあるおばちゃまで──このカバーはいじわるばぁさんだぁ~。イメージが狂うぅっ。 内容は、タイトル通りCIAに飛び入りスパイ志願しちゃったエミリー・ポリファックスおばちゃまが、持ち前の(?)バイタリティとビクトリア王朝時代を彷彿とさせる気っ風でもって、監禁された山奥からけが人と謎の人物を引き連れてアドリア海に脱出する、ドタバタスパイ小説です。愛らしいエミリーおばちゃまの活躍は、スカっとします。2011/09/10

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