感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aponchan
18
面白かったし、下巻は上巻よりも筆者の言いたいことが見えた。日本に帰って高野山で静かに考えたから、東洋とは何か、その中での日本とは何かが見えたのだという事も感じた。筆者の別の作品も機会あればトライしたい。2020/11/15
うたまる
5
下巻はチベットから東南アジアを廻り、朝鮮半島を経て日本に帰る。読み終えた直後ながら、大いにケチをつけておきたい。日本編いらんやん、と。日本だけ市井の人々との邂逅がなく、また激痛とも笑止ともいえる文明批評を打ってしまっている。この旅を通しての収穫とは、現地での様々な個人的体験だったはず。たまたま会った人、たまたま食ったもの、たまたま行った場所、たまたま遭遇した出来事。その集積が本書だ。それなのに何故、国家や民族や宗教といった総論に結び付ける?纏めんでいい。分析せんでいい。よって、最終章だけは読まんでいい。2019/12/15
何だか
4
最近中国について思うところがあったので、中国のとこが面白かった。基本的にはどこの国に行っても結局は人間の話になる。2014/01/04
Yuki
3
なんで、これほどの人が、こと日本に関する言を述べる時には、二項対立の図式を持ち込んで、日本において広く劣位と認識される項の称揚に資する論を立てることに収斂してしまうのかね。2017/02/04
samehada13
3
読み終わった日:1998年6月24日