内容説明
1977年、青学のキャンパス。「自分でいうのも何だけどヒトミシリ」な男・関口和之が、アイビースタイルの前髪ヒサシ男・桑田に出会う。オンナの子のナンパ目的に英文科の授業にもぐりこんできたヤツだった。その男と話がはずんでしまった。「一緒にビートルズやんないか!」その後のプロデビュー、大ヒットの時代までを綴る、これはサザンオールスターズの原点と真実のマル秘物語だ。
目次
1 終わりなき夏(ミュージシャンだもんね 1983年;クリスタルにむせぶ青学で1人の男に会った;温泉あんまももひきバンドの闘争;オニババと四畳半の羊たち;敗れ去った者は貧乏人;きらめきの新入生たち;ベッドの思い出と通行人;ピストン桑田とシリンダーズ不滅の夏;それぞれの秋 感傷のベースギター;サザンオールスターズ突如として現わる;小心者たちの前進)
2 星くずたちの輝き(アブラギッシュ高垣氏との出会い;心残りの新潟編;思い出のライブハウス;初めてのレコーディング;カニバケツ大里氏との出会いそして初めての記念撮影;酒;デビューその華やかなりしもの;最後の学園祭;マネージャーに青春をかけた男たち)
3 突然ですがキリギリス(ベースを抱いた渡り鳥とピンクの少女たち;コンサートツアー;マンガ;さらばブラウン管よ!休業宣言の内幕;サザンオールスターズのルネッサンス;再会の日;突然ですが結末は)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブラック ミッフィー の チョコちゃん
4
サザンファンなら絶対、そうでない方にも、断然お勧めの 本!! 笑える所が多すぎだわ。 メンバーが学生時代からデビューして、あれよあれよの間に売れていくまでの話しが書かれてるんだけど、どうして ドラマとか、映画にならなかったんだろうと思うほど、青春 音楽物語してる! しかし これすごいのが 好きだった人の名前とか フルネーム (実名?) とかなんだけど、 大丈夫だったのかなあ2018/06/24
けい
2
サザンのムクちゃんが書いた本。若い頃のサザンメンバーの姿がまっすぐに描かれていて、ファンにはたまらない一冊だった。いつかまた、今のサザンの姿、今までの気持ちを書いてもらいたいなあ★2010/04/04
KDS
1
学生時代に書店でバイトしていた時に読みたくて注文したものの、その時(1986年〜1987年頃)既に絶版(最初の単行本)になっていて手に入らなかった本。この文庫はその後出版されたものだが、その時も買いそびれてしまい、ある日急に思い出してAmazonで入手したブツ。原価400円なのに2,000円以上もしたという貴重な一冊。デビューの年の山口県徳山大学でのライブでの恐怖体験がつづられているが、唯一行ったことがある1985年1月8日徳山文化会館でのライブのMCでこのエピソードが語られていたのを思い出した・・・。2020/11/20
Ringo☆
1
1994年か95年くらいに古本屋で発見して購入。サザンオールスターズのベーシスト、ムクちゃんこと、関口和之さんのエッセイ。関口さん目線での、学生時代の桑田さんやサザンの話など、とても興味深かった☆