内容説明
那須に診療所を開業してン十年。鯛山先生は診察ギライで文ガク好き。今回もおなじみの、又さんやアイちゃん、バー「栗とリス」のママ、ピンクサロン「ベニス」のマスターらが登場してにぎやかそのもの。ユーモアたっぷり、抱腹絶倒の診察譚、艶笑譚を軽妙洒脱な筆致で描き出すショートショート集。
目次
半分
ないしょの功
季節のない季節
遙かなるソープランド
靴
カミナリ様
合戦
囲炉裏ばた
やっぱり
モグラ
野菜みたいなもの
アノヤロめ!!
チャボの卵
芋の葉っぱ
種カボチャ
地域社会の連帯と調和
男のなかのオトコ
貴婦人たち
カルメ
黄色い蝶ちょ
へ
源治の城
肋骨
ふたたび肋骨について
畑の秘密
骨壺
兵ちゃん
コガラ
シッ跳ね
一発
ナンデモ屋
大親分
背中
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
42
御歳92歳の読書の大先輩が手にされていたので興味津々ワクワクと追随したら、なんとも微笑ましい艶笑譚なのでした。しかも著者は那須高原で60年以上地域医療に貢献した医師。獅子文六に師事し、かつてはテレビドラマ化もされた由。可笑しくて時に哀しいエピソードの数々はエッセイのようで創作のようで。次々に表情を変えるその様は大らかで優しくて時に厳しい、那須の大自然そのままだ。折しも今年は鯛山先生生誕100周年。2016/03/21
犬鍋猫次郎
1
地元が同じ栃木の那須です 那須が舞台となり私小説?エッセイ? いろいろな要素が詰まった一冊でした 笑いや悲しみ 田舎臭さ 心地よかったです チンチン小さい人は検診受けたら半額は納得です!!2014/02/27
tai65
0
星3つ2010/02/17
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