内容説明
ぼくたちの愛は、とても素敵なハーモニーだった。ゆたかな情感とはじけるような青春の中に、あなたへの限りない愛と、ぼくへの確かな信頼があった…。「マイ・シュガー・ベイブ」「チープ・スリル」「ジェラス・ガイ」「マイ・ラスト・アフェア」軽快な会話で知と愛をやさしく奏でる4つの恋愛楽章。
目次
マイ・シュガー・ベイブ
チープ・スリル
ジェラス・ガイ
マイ・ラスト・アフェア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
最後の羅針盤
5
当初「あなた」という語りかけや気障っぽいセリフには鼻白んだけれども、離れていく恋人に、自制の強さゆえに感情をさらけ出せない男の悲哀が次第に強く感じられた。 気取った態度は心の距離を縮めることに臆病だから? 傷付いた女性達の物語のようで、一番傷付きやすかったのは、男の方だった。 2013/11/05
昼のほたる
3
古本屋でたまたま出会ったのだけど、好みの作品だった。時代を感じるラブストーリーの短編、ロマンチックとはこういうことかな。2024/08/21
kume
0
音楽にまつわるラブストーリーもたまにはと思ったけど。 ラジオDjとその妻、造花アーティストと写真家、漫画の原作者と娼婦、ゴーストライターと背中タレント、どれも私には不向きの愛情の数々。ちょっときつかった。。 でも自分を持ってる女の人はとても強くて魅力的なんだと思う。2016/10/21