内容説明
近世ヨーロッパを恐怖のドン底に陥れたあの“吸血鬼”が現代に再び姿を現わした…しかもワタシラ日本の地に。セイシュンしている若者たちの前に、彼等は憂いを含んだ淋しく優しいしぐさで手招きをする。知らぬまに、ワタシラは彼等と日常なに気なくつきあっているのかもしれない。これを読むと何かが気になり眠れなくなる、作者新境地の傑作連作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロバくん
2
面白かった。 たまにはこのような気楽に読める本もいいものです。 吸血鬼に関する短編4つからなります。 どれも優しく温かい内容。 すぐに読めてしまったので、もっと一編あたりを長くし読み応えのある内容にしてほしいと思います。 もっと読んでみたい内容でした。2015/11/30
洪七公
1
読了1990/03/28
悸村成一
1
「血の民」(吸血鬼)小説。912017/04/20
とうくぼやかや
1
1989年発行の吸血鬼物。怪奇にもなりきれず、耽美にもなりきらない。人知れず生き、消えていく種族の影を追う感じ。ドラマチックなドラマもないので、今読んでもうっすいラノベ程度の印象も残らない。キャラクターのどいつもこいつも世間知らずな印象。2014/04/12