内容説明
“余りガンを怖れないでいただきたい。ここに、ガンから立ち直って生きている人間が、確かに存在しているのだから”「お祖父ちゃまが、御病気だと聞いたら、わたし、胸がいたいの」手術を薦められても断わるつもりでいたが、N・Yにいる孫娘の言葉が、入院を決意させた。完全に社会復帰、取材にゴルフに活躍中の著者が、ガンの宣告から治療の闘いまでの心理を冷静に綿密に記録、まさに生きる“勇気と力”を与えてくれる。
目次
不安
雨脚
不明
告知
暗闘
死の意味
病室
ぼうふら
花と影
ぐみの宴
目覚め
鳥
動揺
挿話
脚
恢復期
向日葵