内容説明
ウェールズ野郎とさげすまれながら、それをバネにして学び、遊び、冒険した自然児ニコルの腕白時代とは。イングランドのいじめっ子に１人たち向った少年期の思い出を綴りながら、豊富な体験をユーモラスに語る異色青春論。男の子がどのようにして成長し、大人になってゆくのか、野性への共感をもとに自然保護を謳うニコルがおくる熱きメッセージ。
目次
甘美な復讐計画、実行せよ
礼拝堂に踊る悪魔の風船
世紀のゴキブリ大レース
ムチ打ちの刑下る
秘密の樽
ハイストリートの激闘
三つの酒棚への挑戦
車いっぱいのトラブル
会員制クラブ
わんぱくコマンド
公衆便所ではチン黙を…
ハギスは絶滅したか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naoya Aoki
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著者の訃報を受けて。そして知り合いがこの本を少し出かける時にはいつも携えていた、というのを聞いて。 僕はこれを面白く読むわけだが、やはりところどころどうも乱暴すぎるだろう、という描写もあるわけで、それに違和感を覚える人も必ずやいるはず。 しかしそのズレをそのまま受け取ることで、時代と、国と、人それぞれで、何が「生きる上での是」なのか、ということが違ってくるんだ、ということが浮き彫りになるように思う。 良著。2020/04/12
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