集英社文庫<br> 神々の黄昏―オリンポス・ウォーズ

集英社文庫
神々の黄昏―オリンポス・ウォーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087491098
  • NDC分類 913.6

内容説明

F1戦闘機でソ連空母に突入した航空自衛隊将校佐田康彦は戦術核の爆風を浴び意識を失った。気づくと彼は日本神話の須佐之男命となって八岐の大〓(おろち)に立ち向うが、再び意識混濁に襲われる。目ざめるとギリシャ神話のペルセウスに姿を変え悪神と戦うことになっていた…。次々に東西の神話世界を遍歴し、神々に戦いを挑む佐田の周りに陰謀が渦巻く。神々は人類に何を企むのか!?壮大なスケールの冒険SF長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

43
★★★★世界の有名無名の神が勢ぞろい。日本神話とギリシア神話を中心に、北欧、ローマ、ゲルマンにインドの神々まで参戦しての大団円。理由もわからずに、主人公がいろいろな神にどんどん移る訳は。彼の周りで何が起こっているのか。文章的にはテンポが悪く読みづらいが、壮大な世界感とともにそれぞれの神話の類似性の追求などは圧巻。2017/04/15

ふたば

10
う…ん、記憶の中の内容とちょっと異なっていた。記憶など当てならないものだ。もう少しまとまった作品だと思っていたが、ちょっと全体的に散漫な印象だった。根幹となる思想が見えにくいというか… 自分の知識や読解力の問題なのかもしれないが。2023/01/25

2
世界大戦勃発をきっかけに日本神話とギリシア神話を行ったりきたり、神話中の出来事を追体験する主人公たち。ライトノベル的な冒険ファンタジーかと思いきや、がっつい濃いめの「神殺し」テーマSFであります。東西の神々同士の戦いと見せかけつつ、もう一つ上の、全地球規模・人類史規模の壮大な戦いに展開していく発想は素晴らしいんですが、登場する神さまがどうにも小物臭くて残念。初出は雑誌か何かの連載だったのでしょうか、同じ説明が頻繁に繰り返されるので何とも読みづらいことになっています。星3つ。2015/06/30

洪七公

1
読了1987/03/01

しわじい

1
世界各地に語り継がれる神話に妙に符合する点があるという。まるでそれらの神話は事実でありそれを見た人々が世界各地に散らばってそれぞれの言語をもって語り継いでいるかと思わせる。いや実際のそうなのかもしれない。今も世界各地で起きている戦争がその神々に代わって人工的な一神教を信じてしまったことが原因であるのなら、再度神々が登場して人間を正しい道に導いてもらいたいと思う。2024/03/19

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