感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
24
○塔のみでなく、寺の歴史的背景を推理して解き明かしています。特に法隆寺の話は考えたこともない視点を切り口にしており、面白くかんじるとともに納得してしまいました。少し興奮しました。2023/11/23
中納言
2
筆者の興奮が伝わってくる。読者もその筆圧の高さに引き込まれる。歴史を大胆に推理している。とても面白い。歴史上の人物たちの感情を描くことは、歴史学にはできない。だから、本書で描かれる鎌足、天智、持統の激しい感情がとても新鮮である。下巻を読むのが楽しみ。2011/04/12
Gen Kato
1
再読。梅原史学の中ではかなり初期のもの。インド仏教による塔の建立が、日本においてどのように進化・発展したか。…という主要な考察テーマはいわずもがな、枝葉にそれた部分がまた魅力的です。2013/12/29