集英社文庫<br> 白き嶺の男

集英社文庫
白き嶺の男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087488760
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

加藤武郎は、その類稀なる体力と判断力、そして登攀の技術で伝説のクライマーとなる。活動のフィールドも、日本の山々からヒマラヤへと広がっていく。限界の中で死と向かい合い、山に人生を賭ける男たちの熱い想いを余すところなく描ききった山岳小説の傑作短篇集。1996年の新田次郎文学賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akirajimusyo

9
あとがきを読んで納得しました。短編集でありながら連作で、ザイルパートナーとは?登山スタイルのあり方とは?みたいなテーマが見え隠れするなかで、やはり根底にあったのは単独行加藤文太郎なんですね。加藤と久住の思考の描写がとても上手で、お互いの気の使いあい、すれ違いがリアルに伝わってきました。2015/05/18

カワセミ440

6
図書館で見つけた本。あとがきを読むと偶然?新田次郎さんの『孤高の人』加藤文太郎さんをリスペクトした作品なんだって。夏山なら身近に感じる北八ヶ岳から物語は始まるけど、夏山と冬山はまるっきり別物だよね。加藤が久住と出会って行動範囲が広がって、言葉じゃない意思の疎通があって良かった。加藤文太郎さんもそういう友がいれば・・・なんてね。山岳会に馴染まない?加藤がヒマヤラに挑むのは、もうちょっと長編で読んでみたかったな。ちょっと古い(20年前に新田次郎賞受賞だそうです)けど、山の厳しさが充分伝わってくる佳作だと思う。2016/06/27

Tetchy

4
本短編集では加藤武郎と久住浩志という2人の男たちの関係について訥々と語られていく。登山の困難さが経験した者でしか解らない迫真のスリルとリアリティで語られるところに着目したい。1編40~50ページぐらいの長さながら、正に登山が死と隣り合わせのスポーツである事を濃厚に物語る。ただページ数が限られた短編であるからか、ちょっと消化不良の感が否めなかった。物語を掘り下げていきながら、ページ数の都合により、はいここまで!といった感じが各編に漂っている。願わくばこの2人を主人公にした長編を読みたいものだ。2009/12/13

HAL

1
航空宇宙軍史で大好きな谷甲州が書いた山岳小説。解説によると、谷甲州は日本の小説家で最も高いところに登った人ならしい。登山家だったんだ。 舞台は宇宙と山で全く違うけど、物事の起こり方やなにか雰囲気がとても谷甲州だった。谷甲州はやはり好きだ。2015/08/25

ユエ

1
作者名を見てちょっと驚きました。谷甲州といえばハヤカワでSF小説、というイメージがあったので…。加藤武郎を主人公とした連作短編が中心。登山用語の解説がついていて分かりやすい。登山の描写は緻密だがしつこくない。久住とのやりとりは節度を保ちながらも熱い登山家同士のリアリティーに満ちている。面白くて今後も読み返したくなる本2013/04/21

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