角川選書<br> 風土記―日本人の感覚を読む

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風土記―日本人の感覚を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047035829
  • NDC分類 913.2
  • Cコード C0392

出版社内容情報

古代日本の姿を通し、現代に通じる日本人のこころがみえてくる!七一三年の官命によって編纂された「風土記」。全国各地の産物や土地、神話などを記す古代の貴重な資料である。その地誌としての性格をふまえ「風土記」を読み解けば、日本人に通底する心のありようが見えてくる。

【目次】
はじめに

第一章 「風土記」とはなにか

第二章 「風土記」の時間
 序 説
 第一節 「風土記」の時間認識 ―「古」「昔」「今」―
 第二節 神の歴史 ―オオナムチ神話の国作り―
 第三節 天皇の歴史 ―風土記巡行伝説―
 第四節 祖先の歴史 ―「祖」「初祖」「遠祖」「始祖」「上祖」―

第三章 「風土記」の空間
 序 説
 第一節 神話の空間認識
 第二節 里長の役割と「里の伝承」
 第三節 巡行伝承の空間的再配置

第四章 「風土記」からみた日本文化
 序 説
 第一節 松になった男女の「罪」と「恥」
 第二節 天女の追放

終章 「風土記史観」でみた古代の日本

おわりに
参考文献

橋本 雅之[ハシモト マサユキ]
1957年大阪市生まれ。現在、皇學館大学現代日本社会学部教授。専門は国文学、神話学。著書に『引き算思考の日本文化』(創元社)、訳注書に『風土記 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)などがある。

内容説明

七一三年、各国に下された官命に基づいて編纂された「風土記」。各地に伝わる伝説や地名の由来、風土の特徴などを記す、その地誌としての性格をふまえ読み解けば、日本文化の深層が見えてくる―。「天の羽衣」伝説に表れる日本人特有の罪と恥の意識、古代の人々の時間に対する認識や、村を中心とした空間のとらえ方などを通して、日本人のこころを解き明かす。

目次

第1章 「風土記」とはなにか
第2章 「風土記」の時間(「風土記」の時間認識―「古」「昔」「今」;神の歴史―オオナムチ神話の国作り;天皇の歴史―風土記の巡行伝説;祖先の歴史―「祖」「初祖」「遠祖」「始祖」「上祖」の世界)
第3章 「風土記」の空間(神話の空間認識;里長の役割と「里の伝承」;巡行伝承の空間的再配置)
第4章 「風土記」からみた日本文化(松になった男女の「罪」と「恥」;天女の追放)
終章 「風土記史観」でみた古代の日本

著者等紹介

橋本雅之[ハシモトマサユキ]
1957年大阪市生まれ。皇學館大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、皇學館大学現代日本社会学部教授。専門は国文学、神話学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

14
記紀と同じ頃の官撰文書だが、殆ど散逸し完本とされる出雲以外播磨肥前常陸豊後が一部残存、引用等の形で伝わる若干の各国風土記を参照しつつ一書に纏めた物。記紀の編年体記述に対し、風土記の特徴は今と昔を対置して、国の下位行政組織である郡と里(50戸程度の集団)の様を、特に地名由来等を中心に述べる、記紀とは異なる時間認識にある。スサノオが一貫して英雄的な出雲風土記、記紀と同じ神名乍ら、地域利益を強調した風土記登場の神々の機能記述が面白い。但し肝心の風土記から見る古代日本人の感覚記述は、例示が少なく不十分に留まった。2023/08/22

彼方

1
風土記の名前は知っていても、実際の内容は知らなかった。 神話の時代から、今の日本人に通じる部分があることが分かった。 という、つまらない感想と同時に、続いて感じたこと。 だが、罪と恥のフレームワークの援用を排除する側のメンタリティにも適用すると話は別であろう。 こういう排除が罪と恥によって補強される状況こそ、今の日本のそこかしこで見ることができそう。 問題は神話の時代から根深くあるということですね。 それにしても、H市の図書館の旅行フェアで借りたのだが、旅行あんまり関係ないっす。2019/07/25

たま

1
興味深い。読み込みが足りなく、浅いけれど。2017/02/04

くらぴい

0
風土記の同類の本の中では読みやすさと、小説的に展開しない点に魅かれました。地元の近くの常陸国風土記というのがありますが、風土記の丘に子供時代行ったのを思い出しましたが、書物とは時代背景が違います。2017/06/28

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