内容説明
2039年。ケネディ大統領暗殺に関する全資料の封印が解かれる年である。オズワルドの単独犯行と断定するウォレン委員会の報告書に疑問を覚えた著者は、何度も現場を訪れ調査に調査を重ね、いったい誰が何の目的で彼を殺ったのかを追い求めていく。そして次第に浮かんできたのは軍産複合体の巨大な影だった…。ダラスの惨劇の真相が今、新証言と新資料を得て、ついに完全解明される。
目次
第1部 「2039年の真実」(アメリカが犯した二つの罪;囮にすぎなかったオズワルド;タブーに挑戦したケネディ兄弟;大統領を憎んだ男達;カストロ暗殺計画の失敗;リチャード・ニクソンの陰謀;エピローグ)
第2部 ポストスクリプト1993
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
118
ジョン・F・ケネディ暗殺事件を扱った作品である。断片的に知らされる情報が体系的にまとまっており、面白い。 改めて 既存勢力と闘い続けたケネディの 敵の多さに驚く…一体真犯人は誰だったのか? 20世紀最大のミステリーが 時代とともに 楽しめる…そんな印象の作品だった。2021/06/25
しーふぉ
20
映画などにもなっているケネディ大統領暗殺事件後の真相とは⁇CIA、軍事産業、マフィア、ニクソン陣営・・・いろいろ言われています。調査文書を非公開としているのが何か裏があるはずと思わせている。真相は闇の中。2016/10/23
Tom Zacky
3
今年はJohn.F.Kennedy暗殺後50年(1963年11月22日)ということで、世の中色々と特番や話題になると思って、予習のタメに読んでみた^^ この本は発売時(1999年)は色々な意味で話題になったらしい(?) 真犯人がの真相は置いといて、当時の世界情勢(ソ連、キューバ、ベトナム問題など)や有力勢力(CIA、FBI、軍産複合体など)やニクソン、フーバーとの関係を鳥瞰できてイイかな?って感じです^^ にしてもホントJFKは惜しまれます><2013/03/06
再び読書
3
落合氏が本を書くに至ったきっかけになったJ・Fケネディ暗殺にまつわる本。本当に2039年事実は公開されるのだろうか?アメリカの経済を握っている人たちを解き明かす。
ken ken
2
約20年ぶりに再読しました。3度目です。シンジケ-ト CIA 軍産複合体 ニクソンVSケネディ。以前よりかなり理解できました。(真偽はわかりませんが)2017/06/14