内容説明
終戦後の昭和20年代、家族を疎開先に残したまま東京で働いていたお父さんは、幼い末息子のチーチャンに絵手紙を送り続け、離れた家族へのあふれる想いを絵に託しました。四季折々の子供たちの絵と短い文にこめられた深い父の愛。
目次
チーチャンとお父さんのこと
春―木の芽・お花見・うさぎ・苗代・鯉のぼり・子供の日・リンゴの花・おひげ
夏―金魚屋・あひるさん・お祭り・虹・きゅうり・ホタル・海・花火・蚊帳・入道雲
あの頃のこと
古川の子供たち
秋―トウモロコシ・赤とんぼ・台風・おち穂ひろい・ばった・運動会・深コキュウ
冬―寒中・クリスマス・カゼ・福引所・ゴム靴・お年玉・凧・吹雪・コタツ
再び、春―南の風の雨・ウグイス・春の雷・彼岸桜・つばき・春雨・桜・仙台駅
そして、みんなの東京の家へ