内容説明
命がけの学生時代!抱腹絶倒の青春記。小学校から大学まで、疾風怒濤の学生時代をパワフル&赤裸々に語る爆笑エッセイ。
目次
球技大会は命がけ
消えたクラスメイト
『したことある者、手え挙げてみい』
剃り込み入れてイエスタディ
ワルもふつうもそれなりに
油断もスキもない
つぶら屋のゴジラ
「ペギラごっこ」と「ジャミラやぞー」
俺のセブンを返せ
更衣室は秘密がいっぱい〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
302
ホントアホな話が満載の東野氏の三枚目の一面が垣間見れる好エッセイ。あの頃の僕らはホントにアホでした。しかしその「僕ら」には私も入る。世代は違えどここに書かれている僕らは私を含め、昭和の時代に「男の子」だった我々の姿が活写されている。これは男の子による男の子のためのエッセイだ。特に怪獣映画とウルトラマンのくだりはツボ中のツボだった。いやあ、東野氏がこれほど怪獣物フリークだとは思わなかった。特に一流大学に出ているわけでもなく、普通の小学生、中学生、大学生が今や国民的ミステリ作家なのだから、人生って不思議。2011/08/26
zero1
247
【バカ丸出しに大笑い!】今や日本を代表する作家の東野。彼の学生時代はこんなだった。ワルが集まる中学での苦労。ほとんど詐欺の怪しい物売りと食欲を失う給食(!)。ゴジラやガメラ、ウルトラセブン(後述)の話。剣道は加賀恭一郎に、アーチェリーはガリレオの話にちゃんとつながっている。スキーも複数の作品に。読書が苦手とか似非理系の話は意外。ねるとんは懐かしい!ガメラの金子修介との対談も。定期券の偽造や万引きは犯罪だからマネしないように!【失望した!】という方も女性を中心にいるだろうが、男ってこんなもの(汗)。2019/12/27
Kircheis
222
★★★☆☆ 東野圭吾氏のエッセイ集。 東野圭吾にはまりだしたキッカケになった本。 当時は仕事に追われ、まともに長編を読むのがしんどかったのもあってエッセイを好んで読んでいた…懐かしい(´∀`) そんな中でもこれは同じ関西人として共感できる部分がたくさんあった。 今回改めて読み直してみたが、『僕のことではない』と『幻の胡蝶蹴り』が特に好きなエピソードです。2019/03/04
hiro
221
このアホさかげんには親近感を持ちました。でも、タイトルは決して「あの頃ぼくらはバカでした」ではいけません。作者はバカではなくアホだったのです。これを間違えると大阪人は許しません。なぜなら坂田利夫はアホですが、バカでは無いからです。この本を電車の中で読む時は注意が必要です。なぜなら、急に声を出して笑ってしまい、周りの乗客から「あの人、アホちゃう。」と思われてしまうからです。2011/04/26
nanasi
194
巻末に特別対談 怪獣少年の逆襲 金子修介VS東野圭吾が収録されています。カバーデザインは大鹿 智子さんです。小説かと思って買ったらエッセイだったので少し残念です。2013/07/17