感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
17
明かされる真相に心が震える法廷ミステリー。人対人の果てしない想いと思惑のぶつかり合いが余すことなく丁寧に描かれている、5話収録の連続短編集。どの話も読み終えた後に熱い余韻を残していく。短編集だととても思えない重厚感。殺意の川の果てに後悔の海があればいいと思った。嘘をつく、隠し事をする、騙す、利用する…決して型通りにはいかない人間相手に其々如何なる背景があったか、弁護士と検察官がその能力を賭けて事件の真実を追求していく。信じなければいけない、でも信じすぎてもいけない。匙加減で変わっていく流れが面白かった。2019/05/14
RED FOX
10
法廷ミステリー5編。小杉さんにしてはダークビターな結末もあり、意外な一面を見た。事件の裏を調べ上げるって大変だなあ、自分が事件にはめられたらどうしようと思う(>_<)あと、裁判を実際に見たいと思った。2018/06/02
へいがぁ
4
お目当ての水木弁護士が所々出てくる短編集。単なる法廷モノとは一線を画しており、どれも捻りが利いているように思います。コツコツ入手して読んでいきます。2015/11/23
ねずみひろし
0
短編集だが読みごたえがある本です。ラストの意外な展開が素晴らしいです。2013/08/21
まる
0
裁判って大変なんだな。途方もない労力。忍耐強くなきゃやっていられない。2022/04/02
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