集英社文庫
五台山清涼寺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087487695
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エドワード

13
引き続き中国。古代から近世まで中華王朝は何故かみな似ている。皇帝と官僚、後宮と宦官、儒教、仏教、豪傑と庶民、河北と江南。必ず英邁な皇帝と凡庸な皇帝がいる。清の康熙帝が若い頃、五台山清涼寺に度々詣でた理由は?満州という名称が文殊菩薩の音から来たものとは知らなんだ。宋の徽宗は政治的に無能だったが文化的素養に優れていた。徽宗の世の汴京の物語「紙は舞う」。モンゴル王朝、元の滅亡を暗示する「天魔舞の鐘」。卑弥呼の時代の倭国、三角縁神獣鏡の真実は案外こんなもの?笑い話のような「日鋳の鏡」。興味の尽きない隣の国の人々。2015/06/27

のんたん 

3
史実に基づいたフィクションとでもいうべき7つの短編集。陳氏の思惑通り、その時代の人々の生き様がありありと浮かんでくる。表題の『五台山清涼寺』では行方不明になった愛妾を探す男の話。最後の謎解きが幾重にも重なり読み応えがあってよかった。2018/01/14

雪の行者山@加療リハビリ中

3
 再々読ぐらいなんだけれども、何度読んでもいいですね。ちょっと手元にないので「虎たちの宝}だったと思うのですが、あれの事実の割合がぜんぜん想像もつきません。日中戦争の前から、中国空軍にイタリアが技術援助?三国同盟でそれが壊れ、後アメリカ軍がこれに変わる?アメリカ人の傭兵は、南下「エリア88」のような感じがするのは、私が{エリア88}をよく知らないからでしょうが。説明が下手で申し訳ありませんが、陳舜臣の歴史を題材に取った小説です。2013/07/17

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