出版社内容情報
舞台、装束、名曲の見どころがすぐにわかる!
舞台のしくみ、登場人物の役柄や装束の特徴、代表的な曲のあらすじや見どころなど、鑑賞する前に知っておきたいことを写真と絵で紹介。
狂言は、室町時代に生まれ、今に伝えられている日本の古典芸能のひとつ。古典ときくと「むずかしいもの」「かたくるしいもの」と思われがちですが、狂言のテーマは“笑い”。親しみやすいキャラクターがたくさん登場するコメディ劇なのです。もともとは町の中で気軽に演じられ、たくさんの人が楽しんでいたもの。そのおもしろさは今の私たちにも十分通じます。本書では、狂言の舞台のしくみ、登場人物の役柄や装束、代表的な曲(演目のこと)のあらすじや見どころなど、鑑賞する前に知っておくと、狂言をさらに楽しめる知識を、写真とイラストで紹介しています。
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[第一部]狂言を見に行ってみよう:舞台の構造やしくみ、装束や小道具、ふしぎなことばづかいや動き、お話の流れ、他/
[第二部]狂言について学ぼう:狂言の特徴や歴史、狂言の種類、登場人物の性格や特徴、狂言の名曲、他/
[第三部]:もっと知りたい狂言のあれこれ:狂言の流派、狂言用語、他
【第一部】狂言を見に行ってみよう
●舞台の構造やしくみについて知りたい!
●装束や小道具について知りたい!
●ふしぎなことばづかいや動きについて知りたい!
●お話の流れについて知りたい!
●狂言を支えている人たちについて知りたい! 【第二部】狂言について学ぼう
●狂言の特徴や歴史について知りたい!
●いろいろな狂言について知りたい!
●狂言に登場する人物について知りたい!
●おすすめの話を知りたい!
●狂言師について知りたい!
●狂言師になる方法を知りたい!
●狂言の公演のしかたについて知りたい! 【第三部】もっと知りたい狂言のあれこれ
●狂言の流派
●曲の難度と分類
●奉納狂言
●狂言用語集
●もっと知りたい人のために……
目次
第1部 狂言を見に行ってみよう(なぜ屋根がついているの?;どうして松の木が描かれているの?;舞台の裏はどうなっているの?;着ているものに特徴はあるの?;なぜふつうにしゃべるように言わないの?;着物なのに、どうしてじょうずに動き回れるの?;ストーリーの流れをつかむポイントはあるの?;狂言には何人ぐらいの人が登場するの?)
第2部 狂言について学ぼう(狂言とはどのようなものか;狂言の種類;よく出てくる登場人物の性格や特徴;狂言の名曲―ストーリー紹介と見どころ;狂言のけいこ;狂言師になるには;狂言のプログラム)
第3部 もっと知りたい狂言のあれこれ(狂言の流派;曲の難度と分類;奉納狂言;狂言用語集;もっと知りたい人のために…)
著者等紹介
茂山千五郎[シゲヤマセンゴロウ]
本名、茂山正義。1945年、十二世茂山千五郎の長男として誕生。4歳の時、『以呂波』のシテにて初舞台。20歳で『釣狐』を披く。1976年、「花形狂言会」を発足。弟・眞吾、従兄弟・あきら、弟・千三郎(1980年入会)と共に主宰する。古典狂言のほか、『木竜うるし』(木下順二作)、SF狂言『狐と宇宙人』(小松左京作)、『死神』(帆足正規作)、1000年ぶりの復曲『袈裟求』(織田正吉作)をはじめとする数々の新作狂言に取り組む。ヨーロッパ・アメリカ・東南アジア等海外公演にも多数参加。茂山家の主軸として年間600回にものぼる舞台をふんでいる。日本能楽会理事、重要無形文化財総合指定保持者、国立歌舞伎養成部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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