内容説明
不幸ではないけれど、満ち足りてもいない。それなりの快適な生活をしてはいるけれど将来を考えると漠然とした不安を感じたりして。生きがいを見つけたい、恋愛したい、結婚もしたい、でもこの先わたしはどうなるんだろうか。希望と不安をかかえて20代を生きてきた著者が、同じような思いを抱くあなたに答えます。すべてのシングル女性たちに贈る等身大のエッセイ。
目次
第1章 私は求めていた
第2章 彼女は呟いた
第3章 人は語り合う
第4章 誰もが感じてる
第5章 みんなが囁いてる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MILKy
13
【売】1998.(文中、そろそろ男にも一般職、総合職という選択肢があってもいいんでない?が時代を感じさせる😂)唯川さんのエッセイシリーズ。コチラもテーマは独女。31まで10年くらい地元の金融でOL経験され、終盤物書きを並行され、その後上京して家を出た唯川さん。仕事は好きなこと、ではなく粛々と。でも書くことへの情熱、素晴らしい。失敗しても苦に感じないほど好きって羨ましい。…いつからか無条件な恋ができなくなってしまった、と。共感!中学のあの無条件で真っ直ぐ好きになれたあの頃、大人では味わえないもの。2022/11/19
yuki
11
最初に書いた別の本が古く感じて書き直されたというこの本。この本も、書かれたのは20年弱前になるのですね。今はこの頃に増して、女性の社会進出が進んでいるような気も。いつの時代もどんな状況でも、孤独と向き合うことは大切なことだと思います。女性の生き方例みたいなのが豊富でした。うん、幸せでありたいな。2015/06/10
ja^2
7
女の20代後半と男の50代後半は似ているところがある。女は独身の賞味期限とされる30歳を意識して大いにジタバタするようだが、男も60歳という社会的最後通牒を前に同じような気持ちになる。▼私のような健康な男やもめであれば尚更だ。仕事を懸命にする中で相応の肩書きはついたものの、その代償として多くの友を失い、気がつけば仕事で活躍できるのもあと数年。子供達も巣立っていって、私は完全に一人である。▼あげく、大いにジタバタしてたどり着いたのが、この本だ。確かに似ている。だが同種ではない。だから分かり合えるはずもない。2016/04/02
うるの
6
シングルとして生きている女性たちへ向けた、先輩からのメッセージ。元気をもらいました。どういう生き方を選んだって、良いことも悪いこともあるのだから、周りと比べてばかりいずに、自分で見つけないといけませんね!2016/11/03
ヅメ
6
彼氏もご無沙汰で、お見合いもうまくいかず、でも行動を起こせず、毎日が単調に過ぎていく。この本は、そんな女性たちに寄り添い、自信を与え、勇気づけてくれるような言葉で溢れている。それらは、筆者自身が同じ状況で、苦しみに苦しんで、そしてたどり着いた哲学なのだ。どれだけ歳を取っていても、前向きで好きなことに没頭しているような女性を、男性は放ってはおかないと僕は思う、って、無責任か。シングルで孤独に苦しむ女性に向けたエッセイ、という内容を24歳の男が読むというのは、ちょっと背徳感があったけれど、これも読書の面白さ。2015/01/25