内容説明
この恋を成就させたい、この恋愛は終わらせたい、身勝手な男と女。演技したり、しなかったり、複雑な人間心理。森瑤子の遺した作品の中に、宝石のように輝く名言の数々。時には唸り、時には涙し、時には微笑み、至福の瞬間に。「結局、女にとって男とは、寝てみたいか、そうでないかの、二通りしかないのではないだろうか」etc.あなたを幸福へ誘います。
目次
1 恋愛(愛の本質;愛の法則;愛のルール ほか)
2 性愛(性の深淵;男の苦悩・男の本音;女の苦悩・女の本音;豊かな性のために)
3 男心と女心(男と女 そのすれ違い;“男”という存在;“男心”を読む ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
14
自身の小説・エッセイの中から採録した言葉たち。なかなかおもしろかった。「男が無防備なのは、獲物を追いつめている時よりも何よりも、ズボンをはく瞬間なのではないか。」「女は肉体で悲しむ」2019/07/06
団塊シニア
11
今は亡き作者の遺した作品の名言の数々がのってる。言葉の豊富さ、感性の鋭さ一読の価値がります。その中の一節で愛について次のように語ってます。「人間というのは悲しいかな、なんの見返りもなしに永続的に人を愛し続けていくことができない動物だ。」2012/06/10
rakim
8
森瑶子さん・・一時女性の間にブームのようになった作家さん。なんだか懐かしくなって。彼女の著作の中から「愛の言葉」の抜粋集です。変な「恋愛指南本」なんか読むよりも、うなずける言葉があふれています。もう私自身は森さんの文章に感じ入るのではなくて「そうよね!」と共感するだけの年季は入りましたが・・・2013/06/13
チョコ
1
小説のなかのセリフ集 話の流れあってのこのセリフなのに、セリフだけだとただの欲求不満な方々って感じだなぁ2010/09/18