内容説明
広大な大地と悠久の歴史をもつ中国。あまりにも広大なゆえに風土も文化も一様ではなく、各地方はそれぞれ独特の“顔”をもっている。人類発祥の謎を秘める周口店遺跡から近代史の生々しい痕跡を垣間みせる北京、そして万里の長城、古都洛陽、西安、シルクロードと、中国の過去と現在を綴る歴史紀行。
目次
北(北京;万里の長城;東北;山東)
西(古都洛陽;西安;甘粛ところどころ;新疆ところどころ;四川)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
42
中国は歴史が長いだけあって、見所や遺跡が多く、興味深く読めました。中国の歴史にまつわる紀行文です。北京、万里の長城、古都洛陽、西安、四川地方などを巡り、それにまつわる歴史的エピソードも記されていました。特に、万里の長城は印象に残りました。実際の工事にあたったのは、名もない貧しい人達で、強制的にこきつかわれて造られた事。抜粋「万里の長城の築造のかげには、人民の血と涙と汗があります。おびただしい生命が奪われたことでしょう。それはかずかずの悲劇をうみました。」読んでいて、別の視点で何かを感じ取れた気がしました。2016/04/04
とおる
0
古の中国を旅している感じ。行ってみたいなあ。2015/03/01
7kotae
0
各地名所を簡単に案内しながら歴史を振り返る書上巻。普段は触れられることが少ないであろう西域の記述が興味深かった。余談だが、地図に明らかな誤植が見られるのはまぁご愛敬か。(初版第一刷だから?)2011/08/17
亀様
0
北京、万里の長城、洛陽、西安、西域と、著者が過去と現代を織り交ぜながら紹介しています。