集英社文庫<br> 普賢、鳴りやまず―ヒゲ市長の防災実記763日

集英社文庫
普賢、鳴りやまず―ヒゲ市長の防災実記763日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087486513
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0195

内容説明

約二百年ぶりに噴煙をあげた雲仙・普賢岳。そして平成3年6月3日、恐れていたことが現実に。荒れ狂う大火砕流に、四十三人の尊い命が呑み込まれるという、「島原大変」以来の大惨事が起きてしまった。当初から陣頭に立って、復興に東奔西走した島原市長の止むに止まれぬ叫び。地震火山列島である日本のために綴った防災実録―あらたにV章「噴煙から六年」を加え、待望の文庫化。

目次

祈るしかないのか
噴煙上がる
豪雨と土石流
大火砕流の黒煙の下で
熱ったかったろ?
悩み抜いての「立入禁止」
被災住民に支援を
「特別立法」は宙に浮く
両陛下のお見舞いに感涙
政府救済策やっとまとまる
「泣きの鐘ヶ江」で結構
災害復興元年スタート〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Satoshi Yagyu

1
▼1990年11月に噴火をはじめた雲仙普賢岳。この作品は、当時災害対策の陣頭指揮を採った島原市長の手記的ノンフィクションです。 ▼長期間不安と経済的打撃を受ける住民へのあらゆる面でのケア。 マスコミ対策、財政支援に腰を上げない国への陳情などなど。 ひとたび危機が訪れれば、市長が気を配らねばならないことはこれほど多岐にわたる。▼重責に思い詰めたヒゲ市長は、普賢岳が沈静化するまで泣き続けて奮闘する。首長たるもの、常にかかる覚悟と信念が必要だ。 全国自治体の首長・議員必読の書です。2016/06/16

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