内容説明
ひとは必ず死ぬ。死にかたは千差万別である。「ふつう」でない死にかた「異状死」は司法解剖しなければならない。著者は法医学者、東京都監察医として、10,000体以上の異状死体を解剖検案。ラヴ・ホテルで女性が殺害、独身の会社員が自殺等など、さまざまな異状死の、ひととおりの所見を調べ、死因と死後経過時間を推定…。生の喜び、哀しみ、生命の重さを描く、法医学者のノート。
目次
女性の年齢
ラヴ・ホテル
胃内容
気がかりな点
遺書
密告
ひき逃げ
復活
父の名誉
いつものように〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
五月のつつじ
3
色んな死にかたがあるんだなぁ。病院で普通に終わりを迎えることばっかりじゃないし、異常死でも場所によってそのあとの対応も違うなぁって2016/06/23
ちゃびたん
0
★★★☆☆2016/10/19
Gen Kato
0
さらりと書かれたエッセイ集だが、人間の「死」にかかわる職業とそのエピソードだけに味わいは深い。『胃内容』『密告』など、読後ぞっとする。2014/04/03
A10
0
まあ、サブタイトルの通り「法医学者の検死メモ」そのままの内容ですねー。個人的には同じ検死内容の記録としては上野さんの方が好きです。2008/10/23