内容説明
「変な人がいるなあ、と思って眺めていると、その人は必ずボクの傍へ来て、そして厄介なことになるんです」というハラダ君の滑稽かつヒサンな体験の数々。キョーフと屈辱の人間ドック。電車の中の絶叫男。頭グラグラ鼻息ムフムフ胸ムカムカの酒宴大失敗記。カレー粉まみれの新婚旅行。学校、下宿、旅先に。行く先々に待ち受ける脂汗とタメイキと困惑の日々。好評の第三弾。豪華ハラダ君の写真集付き。
目次
1章 脂汗編
2章 タメイキ編
3章 困惑の旅編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
25
このシリーズはもう最高ですね。同じ年代の方々にももちろんですが、若い方にもお勧めですよ。やっとわかりました、妹のマハさんは幸子(ゆきこ)さんが本名だということが。仲の良い兄妹だというのが伝わってくるお話がいくつかあります。しかし宗典さんの医者運のなさは半端ではないです。それがネタになるわけですけど、お気の毒。(笑)2013/07/12
やっさん
14
なんか一頃原田宗典氏の新刊を何冊か買ってた時期があった。持ってるのはエッセイばかりだが、元々小説とか脚本だよね。薬で捕まったこともあったよなぁ、などと思った。なんとなくバブル崩壊前の文体って感じ。2019/05/29
Uc0
4
久々に原田さんの本読んだ〜!やっぱめちゃくちゃ面白いわ。声出して笑っちゃった。 妹の原田マハさんのエッセイはグローバルでアカデミックな感じなのに、本当に兄妹ですか?と思うほど…なんていうか、すごくバブルを感じるテンションなんだよな。 自虐ネタ多いけど暗さや歪みを感じず、100%の強がりでかわいらしいのがよい!無印のスバラ式も呼んだから、元祖も読みたーーい。本当、気が抜けて元気もらえるとてもいいエッセイ。2024/08/12
K.
3
大好きな原田マハさんのお兄さんということでオススメされた。兄弟でまるっきり違うテースト(笑) こんな災難?おもしろネタ?ばかりの人生、ある意味羨ましい。不運なことも、面白おかしくできる才能かな。2021/01/08
MIKALIM
3
人間ドックではパパッササッで何事もなかったような顔が重要!さまよう空腹青年たち原田君ナガオカ君ハラ君、そ・そげなばかなこと…解説の久山城正もナイス。2011/03/14