内容説明
十八歳の高校生純子は、夏休みのある日、秘密の目的を胸に上京した。新進作家永井の家の玄関に立ち、祈るような気持ちでベルを押す。作品を通して永井にひかれた純子は永井と一夜を過ごすことにより、大人の女になろうと決心しているのだった。風変わりな少女と若い作家との二泊三日の生活の中から、二人の間柄は思いがけない方向へ…。大胆に常識に挑戦してかち得た、さわやかな恋を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiopsy_
3
友人に渡されてなんとなく読み始めたけれど、意外に良かった。この手の青春小説には触れたことがなく、さらりと読めたものの今までにないドキドキを感じたのは確かだ。もう少し早くに読むべきだっただろうか?2013/10/27
むらさきもみじ
3
このタイトルを検索して私のレビューを見る人がいるのか?というくらい懐かしい一冊。性に目覚め始めた多感な中学性の頃、富島健夫のコバルトシリーズ(く~っ懐かしい!)はよく読んだなぁ。30年近く経ち久しぶりに手にしたがストーリーは大人からみるとそんなのあり??って展開(笑)でも子供の頃はドキドキしたなぁ、なんて思い出したり。いま自分の子供に読ませるか?と聞かれたら・・・読ませたくないかも。我が子が何を読んでいるのか無頓着だった両親に感謝ですかね。とりあえず横道にそれずに生きてますから。