内容説明
時は平成元年、東京ドーム。リングでは前田日明の異種格闘技戦が行われております。その試合を見つめるハンチング帽の男。おう、なんと。この世を去ったはずの力道山ではありませんか。「あの小僧とセメントで闘りてえ。前座はおめえたちだ」27年間の冷凍睡眠から眼醒めた力道山は馬場と猪木にそう命じたのでごさいます―プロレスをこよなく愛する著者がおくる夢のプロレス小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はかり
8
夢枕にこんなプロレス本があったとは、それこそ仰天もの。生前の親父とよくプロレスを観たことを思い出させてくれた。それも昔は力道山ばっかりだった。心の底から共鳴できたのは良かった。2016/01/09
臓物ちゃん
2
一度投げ飛ばして、その後固く握手して仲直りっていう、力道山と木村政彦のコンビに惚れた。特に『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読んだ後だったから。やっぱグチグチ言うより漢はこう清々しくなくちゃ。2013/12/10
ジョイフル
1
馬場、猪木もなくなり前田も引退した今読むと灌漑深い。2024/01/27
特務曹長芳野
1
レスラーの中では特にジャイアント馬場への愛を強く感じるプロレスファンタジー小説。これが、裏十六文キック……!2018/09/03
ともちゃん
1
力道山が生きていた。プロレス界はどのようになっていたでしょう。ここでは、馬場、猪木の戦い。これはまた、わくわくしましたね。そして、空手チョップ。ブッチャー、ジェット・シンなど懐かしいです。2016/03/02