内容説明
全ての患者さんを、心から好きになろうなんて思わない。自分が嫌なことは、患者さんも嫌、そう決めたら、気持ちが楽になって。きつくて、つらいけれど、看護婦という仕事が好き。理解のある夫とネコの3人(?)暮らし。2日の夜勤が明けると、頭が爆発しそうなほどウレシイ。思わず衝動買い、これは看護婦の持病です。看護婦になって10年、精いっぱい生きて働く姿を赤裸々に描く。
目次
1 結局仕事が好きみたい
2 これがなくっちゃ始まらない、私の必需品
3 白衣を着てない私の話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kyonco
7
赤裸々に綴る話は、とっても面白かった。看護師さんは、とても立派な人だけど普通の人間なんだなあって実感。理解ある旦那さまと可愛い猫がいて、とっても和やか、幸せだなって思う。2015/06/04
玲
7
看護の学習の合間に、気軽な読み物を求めて手に取りました。1996年、20年近く前に書かれた本なので、時代の流れは感じられますが、要所要所でこれからの私たちに通じることもあるように思いました。看護師の仕事の傍ら、傍らとは言い難い熱心さで美大に通いデザインやコンピュータを学ぶ姿勢は、単にパワフルとも思えるけれど好奇心の成せるわざと私は言いたい。そんな風でありたいと感じました。また、将来像は変わっていっていいものなんだ、柔軟で居ようとも思えました。2014/05/12
あいな
4
進路を考える上で決定打になった本。看護師にはならなかったけど、宮子さんの出している本にはいろいろ助けられたし、今もなお大切にしている本たちです。着地が好みで読みやすい。医療.福祉業界に従事する方は共感出来ること、元気づけられることが多いんじゃないかなぁと思います。2013/09/11
青葉麒麟
4
介護の現場とリンクしてる所もあったりして凄く共感した(^_^)素敵な旦那様が羨ましい。2012/05/07
どんどん
3
仕事もやってないけど読んでいて非常にためになる本であった。 人生の先輩である著者の思慮深い知恵の数々、大事にさせていただきます! 例えば、新卒のころ、集団の中で働くことに不安があってそれを乗り越えることに必死だったとか。 恋愛がうまくいかないから自分の仕事は死守しようと決めたとか。 結婚相手は自分が素のままでいける人を選んだとか。 でもでも、常備薬がきつい。下剤、ハルシオン、頭痛薬セデス。ここは引く。 看護婦がそれ飲んでたら不安になる。薬の捉え方ずれてないか?病院怖い。2018/04/02