感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桑畑みの吉
5
古文が苦手な私でも読みやすい集英社「わたしの古典」シリーズ。本書では藤原道綱母(936?‐996?年)『蜻蛉日記』と和泉式部(978?‐没年不明)『和泉式部日記』の2作品を収録。一夫多妻制の平安時代、妻としてはナンバー2の立場であるが、夫の愛を独り占めにしたい女性の葛藤を日記の形で生々しく表現した『蜻蛉日記』。亡くなった恋人の弟との恋愛を和歌や手紙を通して情熱的に描いた『和泉式部日記』。いずれも1000年前の著作物であるが、ライバルに嫉妬したり、相手の行動にヤキモキする心理は現代にも共通している。2024/03/21
からし
0
時代も背景も違うのに今も昔も男女の仲はあまり変わらないのだなと思いました。 ただ、伝えたい事は同じでも、現代のLINEなどとは違って和歌のやり取りはやはり粋というかおしゃれです。2015/04/29