内容説明
日本最古の歌集である『万葉集』は二十巻、四千五百数十首ある。その中から万葉の心に魅せられた著者が選りすぐった珠玉の歌。みずみずしい恋の歌、死者を悼む挽歌、自然をうたった歌、望郷の思いに満ちた〓旅の歌、東歌、防人の歌等々、自然の中で、宮廷で、異郷の地で、万葉人が高らかに、豊かに歌った朗詠の数かずを、今、現代語訳で贈る。
目次
第１章 恋の歌
第２章 挽歌
第３章 自然を歌う
第４章 〓旅の歌
第５章 東歌
第６章 防人の歌
感想・レビュー
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yuzi
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萬葉集に関する解説エッセイ。集英社文庫創刊20周年特別企画「わたしの古典」シリーズの1冊。清川妙さんという方、初めて読んだのですが、すごい瑞々しい感性をお持ちの方で、この方の解説というか、1首1首に対する捉え方や感じ方を読むともう一度萬葉集を通して鑑賞したくなりました。巻末には萬葉集そのものについての解説もあって、4つの期に分かれるとか、期毎の代表的歌人やその特色についても書かれていて解説本としても有能だし、読物としても素敵。入門書としてオススメです。2023/11/23
