内容説明
デザイン事務所に勤める祭は今年で29歳。カメラマンとして独立を夢見る海人と同棲中。そこへいつもながーい電話をかけてくるのは祭のクラスメート・想子。彼女の話はきまって自分の恋の遍歴。その恋も10度目に突入したという。やがて信じられない事件が祭と海人の周囲で続発―恐くて哀しい恋のファンタジア。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるときんとき
11
加川祭29歳、デザイン事務所勤務。3歳年上でカメラマンの海人と同棲している。月に2回ほど高校時代の同級生、電話魔の想子から長い長い電話がかかってくるが。 想子すごく性格悪いのによく相手してるなあと思いつつ。怖くて哀しい恋のファンタジアって裏表紙にあるけど、あんまり恋は関係なかったような。時代もあるんだろうけど(1995年発行)人に合わせて好みのお茶、コーヒーを淹れることにプライド持ってやってるというのに違和感。花井さん自身の考え方を祭の会社の人の言葉で語らせ過ぎな気がした。怖いといえば怖いけど、2020/06/08
ぽるる
0
ブクオ