内容説明
美女の体内で妙なる音を奏でる“楊貴妃の鈴”。大閤秀吉の寵愛の遠のいた淀の方は、自分の体内に秘めたその鈴を、浮気相手の信貴城之介に盗まれる。逃げ出そうとした城之介の前に、希代の盗賊・石川五右衛門が現われ、“忍法天華往生”を繰り出す。(「忍者・石川五右衛門」)秀吉とその時代を背景に、さまざまな忍法が華麗に乱れ交う短篇集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
15
★個人的買損★。短編集。全て佐伯表紙角川文庫版収録。解説だけ読む。【忍法行雲抄収録作品】→忍法死のうは一定/忍者石川五右衛門/虫の忍法帖。【忍法流水抄収録作品】→叛の忍法帖/おちゃちゃ忍法腹。【忍法破倭兵状収録作品】→忍法おだまき。2015/07/08
ほしけも
5
秀吉散々な言われよう。チビハゲで猿でネズミでスケベで残酷でちんちんは唐辛子だし小便垂れでロリコン。秀吉メインの話だから世継ぎ問題とか、淀殿ビッチ問題が話の筋になってる。忍法も性交や出産に関わるものが多い。果心居士って喪黒福造みたいな奴だな。2015/08/09
私的読書メモ3328
2
書名の通り、秀吉をテーマとした短編6本が収録。いずれも読み終わって頁数を確認して、とてもそれだけの分量しかないとは信じられない濃さでした。2022/09/06
仁科五郎
1
子宮で転生。2012/08/27
s
1
山田風太郎がいかに秀吉が嫌いかが伝わってくる凄まじい短編集 忍法帖シリーズほどではないがそれでもトンデモな忍法・秘法の数々はこの作品でも勿論健在 特に美女の体内で妙なる音を奏でるという「楊貴妃の鈴」には噴いた2009/05/28