内容説明
廃部寸前、瀕死の教立大相撲部救済のために、ひと尻脱いだニッポン男児、山本秋平。女の子とたっぷり遊んだ学生生活、ちゃっかりコネで就職も内定し、後は卒業するだけだった彼が、なんと卒業単位と引換えに仕方なく相撲部の試合に出場したことから始まる愛と感動と勘違いの3ヵ月。人前で決して裸になんかなれなかった秋平クンがまわしを締め、シコを踏む。シンボウ、ガマンの純和風熱血青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
44
面白かったです。全てと引き換えから始まった相撲部。和風たっぷりのスポ根小説と言えますね。2022/05/31
Yu。
23
廃部寸前の相撲部を救う為、というか訳アリでひと肌脱ぐ羽目となるトホホな主人公と個性豊かな頼りない仲間達との三ヶ月に渡る笑いと汗と成長が描かれる青春群像物語。。この映画が大好きで何度も観てるのだが、小説版は映画版では語られない細かな設定の違いが愉しめとても満足!特にリーグ戦で魅せる正子の勇姿は最高だな(( *´艸`))2017/11/01
tom1969
12
ちょっと軽視していたが、前面撤回です。面白い×面白い=面白いでした。ギャグと言えばそうかもしれないし、あり得ないと言えばあり得ない。だか、単純に終盤までの紆余曲折が声を出して笑えるし、熱くなる。ちなみに、映画は有名だが筆者も言う通り、映画の原作でもなければノベライゼイションでも無いとのことです。映画は忘れたので調度良かったです。2016/05/05
ラムネ
4
清宮君の話題を見る度、暑かった夏を思い出す。 来年の夏、輝くべく主役たちは今頑張っているのだろうなと思う。 これから秋・冬・春と、辛抱と我慢の練習を乗り越え、 また夏がやって来る。 途中、気持ちが乗らなかったり、チームの結束が揺らいだり、 すべてが壊れてしまうなんてこともあるのかもしれない。 そうしたすべての上に夏があり、同じく秋と冬と春があるのだと思う。 笑って泣いた。2017/10/03
Tooru Araki
2
其処彼処にユーモアが溢れている作品。チャラい学生が「シンボー、ガマン」に目覚める成長物語。読んでいてとても懐かしくなり、この登場人物のキャストは誰だっけなぁと思い出しながら楽しく最後まで。本作の映画を久し振りに観たくなった。2016/03/17