内容説明
世界各地に支社を持つ国際的ガードマン会社の社長に昇格したクリス。日英混血のハンサムな青年だが、危ないことは避けたい臆病者。ロンドン本社に「顧客を殺されたくなければ100万ドルを払え」という脅迫状が舞い込んだ。美人だが少々オキャンな助手ビッキーと共に、ドキドキ、ワクワク巻き込まれてゆく六つの事件。シティ派ユーモアサスペンス。
目次
ドライ国から帰ってきたスパイ
トラブル・イズ・ノット・マイ・ビジネス
アイスマンの密使
金融街に爆弾二発
金髪男は長生きする
そして誰も飛べなくなった
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
123
「無病息災エージェント」の続編。V.G.Sの社長に就任し、悠々自適かと思いきや、やはりクリスはクリス、2枚目なのに3枚目。次から起こる難事件、快事件。90年代の作品と思えない、軽快さと面白さのハードボイルド?コメディ?とにかく深く考えずに読むべし!2016/11/08
み
25
う~ん、この作家さんの軽い系の中でも最軽量な感じ。ちと好みでなく残念なり。前作があるようなのですが、問題なく読めました。2019/03/10
魔魔男爵
5
いやいやクリスシリーズ②。①の『無病息災エージェント』も纏めての感想。海外の有名冒険小説やスパイ小説の題をパロディにしたとても楽しいユーモアアクションミステリ短編集。イワン・フレミングの007号のモデルは主人公の祖父だそうですw。ショーン・コネリーに似た風貌だが、狙って撃つと絶対的に当たらない射撃能力の落ちこぼれスパイが主人公。無意識に撃つと当る一種の超能力者?。まあユーモア小説なので、真剣に考えず軽く一気読みして下さい。アクションだけでなく推理も最低限あります。短編なので何度も何度も大どんでん返しが2017/07/06
yasuko
2
短編集だけど物足りない感じはなく、楽しく読めた。無病息災エージェント(集英社文庫)の続編であるようだが、私は無病息災エージェントの前身?の『危険を嫌う男』の続編として読んだ。2017/04/19
とろこ
2
知人に譲り受けた本の一冊。軽い気持ちで読める短編集です。2016/03/10