内容説明
大御所・徳川秀忠の囲碁指南を務める秋田佐竹藩士・戸沢小十郎。稀代の大ボラ吹きのこの男、三代将軍家光に疎まれながらも知略と剣技で難題を切り抜け、藩存続の危機をも救う。息つく暇もなく国許に戻された小十郎は、藩主の側室を護衛し京へ赴くことに。実は「紫衣事件」に絡む、西の丸老職・土井利勝の密命を帯びていたのだ。喧嘩の相手は海千山千の沢庵和尚。小十郎の口八丁は通用するのか。
著者等紹介
花家圭太郎[ハナヤケイタロウ]
1946年5月、秋田県生れ。明治大学仏文科卒。フリーライターとして活躍後、ユニークなキャラクター戸沢小十郎を造り、98年「暴れ影法師」で時代小説作家としてデビュー
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