集英社文庫<br> 娼年

個数:
電子版価格
¥385
  • 電子版あり

集英社文庫
娼年

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2024年12月04日 03時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087476941
  • Cコード C0193

内容説明

恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく…。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。

著者等紹介

石田衣良[イシダイラ]
1960年東京生まれ。97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール読物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年「4TEENフォーティーン」で直木賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

698
石田衣良氏は初読。20歳の青年リョウを主人公に、彼が娼夫となり、そして娼夫として生きる決意をするまでを描く。リョウの精神的な背景にマザーコンプレックスを置かざるを得なかったところに、突き破り切れなかった作家の限界を感じないではない。また、ある種の作り物めいた虚構世界は、それはそれとしての現実をも反映しているだろう。一見したところでは、客となった女性たちを語っているようでもあるが、その本質はやはり青年リョウの不安定さと、それゆえの魅力とにあるだろう。性の特殊性を否定するあたりはなかなかに秀逸か。2018/05/10

starbro

570
石田衣良は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。最新作『爽年』を読む前に、未読の第一部『娼年』を読みました。人類最古の職業の一つ、時代および性嗜好の多様化で、どんどん変化・進化して行くんでしょうね?直木賞候補作だけあって、単なるエロではありませんでした。続いて第二部『逝年』へ。トータルの感想は全三部作読了後に。【読メエロ部】2018/04/25

小梅

413
実際にこんな仕事してる少年がいそうだなぁ〜色んなお客さんが出てきたけど、特におばぁちゃんが何だか可愛く思えた。2013/09/08

zero1

382
厳密に言えば誰もが異常。性に求めるものは千差万別だ。母の死にトラウマを抱える二十歳のリョウは大学をサボりバーテンをしていた。静香という女性が彼をスカウト。娼夫になれるかテストする。リョウはこの試験に合格。いろんな女性と寝るリョウ。しかし、石田はきれいな部分しか描いていないのではないか?身体を売るのは汚くリスクも多いはず。他の作品でも同じで、これこそが石田の最大の欠点だと私は思う。彼はドロドロが描けない。また、女性読者から見てこの作品はどうなんだろう?石田の描く作品世界に納得するのだろうか?続きあり。2018/12/13

HIRO1970

322
⭐️⭐️石田さんお初です。題名から何と無くは内容の予測はついていました。イリーガルな世界はハイリスクでもハイリターンだから成り立つ訳ですが、恐らく世界最古の職業である女娼・男娼の話は古今東西あまねく溢れてはいますが、何時の世でもリーガルな市民にはちょっと覗いてみたい怖いもの見たさの好奇心があるようです。著者は20歳の大学生の主人公を通じて職業倫理や社会道徳は何処にあるのか、今の若者ならどうチョイスするのかを若干は描いていますが、全体に余り苦悩は無く、現代の性癖図鑑の様な本でした。次の本に期待します。2015/09/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/571487
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。