集英社文庫
わが心、南溟に消ゆ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 490p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087476668
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和三十年代前半、インドネシアへの戦後賠償の利権を巡り、裏でさまざまな人たちが闇で蠢いていた。そんな時代に日本の橋渡し役のかたちで、スカルノ大統領に嫁いだもう一人の日本女性がいた。その後嫁いだデヴィ夫人が脚光浴びる陰で、彼女は人々の記憶にも残らず、異国の地で自らの命を絶った。ごく普通の家庭の女性の、時代に翻弄され波乱にとんだ生き方を通じて昭和戦後史の裏面を抉る。

著者等紹介

西木正明[ニシキマサアキ]
1940年秋田県生まれ、週刊誌記者を経て作家に。80年「オホーツク諜報船」で日本ノンフィクション賞新人賞、88年「凍れる瞳」「端島の女」で直木賞、2000年に「夢顔さんによろしく」で柴田錬三郎賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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wasabi

0
「婦人公論」の連載小説なので、実際には政治的な闇の部分はほとんど記されず、咲子の日本での生い立ちがフィクションで長々と続く。巻末解説を読むに、事実たる闇の部分こそ魅せられるのだ。2012/05/15

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