内容説明
ジャン・ジュネの再来とまで呼ばれる新人女性作家・塁と、平凡なOLの「わたし」はある雨の夜、書店で出会い、恋に落ちた。彼女との甘美で破滅的な性愛に溺れていく「わたし」。幾度も修羅場を繰り返し、別れてはまた求め合う二人だったが…。すべてを賭けた極限の愛の行き着く果ては?第14回山本周五郎賞受賞の傑作恋愛小説。発表時に話題を呼んだ受賞記念エッセイも特別収録。
著者等紹介
中山可穂[ナカヤマカホ]
’60年名古屋生まれ。早大卒。’93年「猫背の王子」でデビュー。’95年「天使の骨」で第6回朝日新人文学賞、’01年「白い薔薇の淵まで」で第14回山本周五郎賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。