集英社文庫<br> 海神(わだつみ)―孫太郎漂流記

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集英社文庫
海神(わだつみ)―孫太郎漂流記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087474640
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

江戸時代、なかば。仙台を出航した伊勢丸は突風に流される。渇きと飢えと闘いながらの百日間の漂流。その果てに、はるかな南国の島に漂着した。若き水夫・孫太郎の冒険が始まった。灼熱の太陽。奴隷の日々。殺戮と恋。力尽きて死んでいく仲間たち。望郷の念。島から島へと流転を続けながら成長していく孫太郎の青春。著者が新しい地平をめざした長編時代冒険小説。

著者等紹介

安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年福岡県生まれ。図書館に勤務するかたわら、短篇で日本全史を網羅した『血の日本史』で90年デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はかり

3
子供の頃の愛読書は「15少年漂流記」だった。このためか、漂流ものが何となく好きで、ジョン万次郎とかいろいろ読んだ。本書では、孫太郎が最後は日本に戻らず、ボルネオに留まり、現地の家族と暮らし、伝説の虹の旅人になろうとするのは感動的だ。 2013/07/09

ちゃま坊

0
★★2014/11/30

konibi

0
安龍のいつもの濃さは無し。時にはこうゆうのも有るだろう、作家だって人間と納得させた。2 Old   最終部に一部分だけ、光ってた。 「人の弱さを克服した者は神になる。神となって生きる者の支えとなる。・・・・、父が海神となって守っていたからにちがいない。・・・・、今度は自分が海神になるべきではないのか。・・・・、男の義務と誇りを投げ捨てていいのか・・・。2014/07/10

八丁堀

0
ミンダナオに漂着するまでは、臨場感溢れる表現で迫力満点。その後に始まる過酷な試練からは、次から次に起きる出来事が、単に事実のみ書き綴られるだけと云った感じで面白さ半減。感動の漂流物語りにはならず。2013/09/03

茅渟釣迷人

0
古本2018/04/02

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