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集英社文庫
イマジン・ノート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 187p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087474220
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

内容説明

デビュー作「白い追憶」から「愛のアランフェス」をへて大ヒット作「イマジン」まで、つねに第一線で活躍してきた漫画家・槙村さとる。彼女がはじめて明かす過去―複雑な家族関係、生い立ち、ひとりの女性として抱えてきた葛藤と苦悩―「幸せになりたい」もがき続けた長い闇の時代をぬけだし、再生までの道程を、率直に、書き、語る。代表作の漫画、イラスト、写真を収録するビジュアル文庫。

目次

第1章 幼い渾沌を突き抜けて―9か月/ヤクザ襲来
第2章 猛進と飛躍、しかしそれは―売れた!/売れない!?
第3章 葛藤の中、自己確認をめざして―記憶消去/家族という関係
第4章 恐怖、自失、そして新たな誕生―ブタのツメ/しじまの底/晴れた日に永遠が見える
第5章 受容と安定、すべてはそこから―おかげ様をもちまして/イマジン

著者等紹介

槇村さとる[マキムラサトル]
1956年、東京生まれ。漫画家。73年少女漫画誌「別冊マーガレット」でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

46
2018年350冊め。槇村作品としてのテーマである「女性の自立」や「母娘関係」の原点は、子どもたちを置いて行った母親、父親からの性虐待を背景に、自身が活路を模索し続けた結果であろう。ただ成功者にありがちで、あまりに強すぎて時々鼻につくほど現れてしまうのだけれど。2018/07/20

ケロコ

26
槙村さとる、衝撃の告白エッセイ。なるぅ、彼女の描くお話のどうしようもない鬱々とした感じが納得できてしまった。槙村さとる、大好きなマンガ家だ。これからも読み続けていこうと思っている。2016/03/07

鎌田一恵

9
マーガレットは小中学生だった私の愛読書だった。高校生になって、読み続けていた連載が終わったことで卒業した。その頃槙村さとるは中心的漫画家。大人になって、大好きだった話がそんな苦しみながら描いていたのか…など生い立ち的エッセイと漫画家としての制作の裏側インダビューで綴られている。辛い過去もそれがあるから今の自分がいると断言できる強さが頼もしい。ちょっと棚の漫画を読み直そう。2018/07/05

さくらこ

6
この人田口ランディに何だか似ている!こういう人に私は惹かれるんだよなー。作品もだいぶ読んでいるけれど初期の短篇はまだ未着手のものが多いので読みたい。ここまでくると作品は勿論だけれど、このような作品を生み出す作者に興味が湧く。2012/04/16

MBBS

4
そもそも槇村作品(漫画)を読む時は私の中に迷いがあったり、何かで行き詰ったりする時が多い。漫画の中で答えを模索しようとしているんだと思う。ダイナミックな話もいいけれど、じっくりと中身を読ませる話を好んでしまう。なぜそうするのか。その答えがこのエッセイに凝縮されている。作者の歩んだ道、感覚、紡ぎだされる物語の根幹にあるもの。私は彼女のような体験はしていないけれど、家族に対しての思いや、自分で自分を殺してしまった経験、被害者の気持ち、自分と向き合い承認する、今の自分を肯定するために過去も肯定する――そういうキ2013/02/12

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