内容説明
スペイン在住四半世紀。フラメンコのカンテ(唄)に魅せられ、自らも唄い手となった画家が、アンダルシアのヒターノ(ジプシー)たちとの交流や、マドリードの夜の闇から見つめる本当のスペインの姿。真の国際人にして自由人たる、われらがホリコシ画伯が西洋コンプレックスの日本を笑い飛ばす、辛口の傑作エッセイ。「おフランス」ではない、正真正銘のヨーロッパを知るための必読の書。
目次
スペインの黒い雨
国際人はつらいよ
スペイン上流事情
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・一九七八年
アンダルシアの雨
一夜の恋
私はゴッドファーザー
我が友カミロ
むかつく!
日曜の朝、フェラーリで〔ほか〕
著者等紹介
堀越千秋[ホリコシチアキ]
1948年東京生まれ。画家、エッセイスト、カンテの唄い手。東京芸術大学大学院油画専攻修了。76年の留学以降スペイン在住。現代絵画分野で活躍中
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