内容説明
スペイン在住四半世紀。フラメンコのカンテ(唄)に魅せられ、自らも唄い手となった画家が、アンダルシアのヒターノ(ジプシー)たちとの交流や、マドリードの夜の闇から見つめる本当のスペインの姿。真の国際人にして自由人たる、われらがホリコシ画伯が西洋コンプレックスの日本を笑い飛ばす、辛口の傑作エッセイ。「おフランス」ではない、正真正銘のヨーロッパを知るための必読の書。
目次
スペインの黒い雨
国際人はつらいよ
スペイン上流事情
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・一九七八年
アンダルシアの雨
一夜の恋
私はゴッドファーザー
我が友カミロ
むかつく!
日曜の朝、フェラーリで〔ほか〕
著者等紹介
堀越千秋[ホリコシチアキ]
1948年東京生まれ。画家、エッセイスト、カンテの唄い手。東京芸術大学大学院油画専攻修了。76年の留学以降スペイン在住。現代絵画分野で活躍中
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感想・レビュー
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ユ-スケ
3
著者の絵(本業は画家)がとてもいいので読んでみた 絵と同様、破天荒ながらも味わい深く、スカッとした内容 絵も文章も、描く人の人柄がにじみ出るのはなぜだろう(当たり前といえば当たり前か・・) スペインという国と人の本質を強く味わえる2020/10/28
CandideOverture
1
スペイン在住画家のエッセイ(ぼやき?) 現地のフラメンコの歌い手たちとの交友がほのぼのしていてよい。 スペイン(アンダルシア)の一側面を知ることができて、興味深かった。 文章は少々下品でふざけたところもあるが、面白くて一気に読んでしまった。2018/09/16
山葵
0
日本とスペインの生活の比較・・・なんでしょうか。2010/01/03