内容説明
脱走した米兵の惨殺死体が日本海岸で発見された。それがすべての発端だった…。同じ頃、米国防総省の下請け情報機関に所属するアナリスト・葉山は調査中にある情報を入手する。北朝鮮の権力中枢で、何かが起きている―。鍵を握る謎の言葉「プラチナ・ビーズ」とは?米朝の謀報戦を鮮烈に描く、本格スパイ小説の新鋭、入魂のデビュー作。文庫版のための特別描き下ろし短編『ミスター・オリエンタル』も収録。
著者等紹介
五條瑛[ゴジョウアキラ]
大学卒業後、防衛庁に情報・調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て、99年「プラチナ・ビーズ」でデビュー。「スリー・アゲーツ 三つの瑪瑙」で01年第3回大藪春彦賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
33
2003年~2005年頃に初読。単行本で既読だが文庫書き下ろし目的で。シリーズ続編はスリー・アゲーツ、パーフェクト・クォーツ、ソウル・キャッツアイ。フィクションだが、現実に金達玄が失権しなかったら…または自殺せず復権していたらと考えてしまう。革命シリーズと同時に楽しめる。2004/11/18
扉のこちら側
28
再読。2014年1093冊め。防衛白書、要確認。宝石箱のシーン出だけ、サーシャの一人称が俺。2014/11/28
kei302
23
葉山も阪下も結局エディの掌で転がされていただけ。 プラチナ・ビーズの正体を知って、必要としている、届くべき人たちの元には行き渡っていないことに憤りを感じた。2019/07/12
みさどん
22
国を憂う骨太な男たちの話。警官でもない、軍人でもない、一アナリストが朝鮮半島を舞台にした出来事に巻き込まれていく。主人公は、上司にいたぶられ、同僚に助けられ、家族をしこりに思い、恩師には大切にされる。散々な目にあう葉山氏。彼が、船の中で、日本や亡くなった女の子への思いを強く持ちすぎるのは違和感だった。それでもおもしろく、ぐいぐい読んでいった。かなりの厚さ。最後までクールな男、サーシャとの関わりはこれからもあってほしい。著者が女性と知って、なるほど、葉山氏の内省が細かいんだ。2016/09/26
ロッシーニ@めざせ正社員
18
すごく分厚くて、しかも専門用語がたくさんあって難しかったけど、第三章「PLATINAM BEADS」〜第四章「ヘラクレス」で一気に物語が動き出した感じでした。タイトル「プラチナ・ビーズ」の意味を知った時、北朝鮮の食糧事情、またそれがいかに人を変えるかなどを思いました。2013/01/05




