出版社内容情報
スゴイ短編、厳選してお届けします!
ジャンル問わず、人気作家たちのいちばん面白い短編がこの一冊に! 2000年代、月刊小説誌『小説すばる』に掲載された中から、とっておきの短編作品12編を集めました。極上の読書体験をどうぞ。
内容説明
読んだその日から、ずっと忘れられないあの一編。思わずくすりとしてしまう、心が元気になるこの一編。本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、とっておきの物語たち。2000年代、「小説すばる」に掲載された短編作品から、とびきりの12編を集英社文庫編集部が厳選しました。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
285
小説すばる2000年3月号〜2008年8月号に掲載の12の短編を2012年10月集英社文庫から刊行。集英社文庫編集部が厳選したという、味のあるノンジャンルのアンソロジー。小説すばるを短編の作られる工場と見立ててのタイトルなのかな。2018/05/27
stobe1904
227
【12名の作家による短編集】収録された作品のテーマは特にないようだが、色々なテイストの選りすぐり12の短編から構成されている。どの作品も文句なしに面白いのだが、個人的には『しんちゃんの自転車』『川崎船』がお気に入り。読後感のよい作品が多いせいか、コロナ禍でとかくふさぎがちな気分が少し明るくなる、そんな時間を与えてくれたとっておきの短編集だった。★★★★★2020/08/09
やっちゃん
188
工場ってSFのくくりってことかな?統一感はなかったが、さすご著名作家といった感じでどれも読ませる。主夫の話や傷痍軍人、川崎船が好きかな。「人間いたるところに青山あり」2024/03/28
AICHAN
177
図書館本。「小説すばる」に掲載された短編の中から秀作12編を精選したもの。12編は浅田次郎、伊坂幸太郎、石田衣良、萩原浩、奥田英朗、乙一、熊谷達也、桜木紫乃、桜庭一樹、道尾秀介、宮部みゆき、村上由佳の各傑作短編。ただ、『短編復活』より質が落ちると感じた。短編なのに読むのに難儀した作品があった。さて、また高野和明の長編に挑戦するか。今度は600ページの大編だ。2018/05/23
しゅわ
177
【図書館】2000年代「小説すばる」に掲載された作品から12編を厳選した短編集とのこと。はじめましての作家さんから、長編は読んだことある方までいろいろでしたが、内容も雰囲気もバラエティに富んでいてとても楽しめました。この手の短編集は読書の幅を広げるために手に取ることが多いので…著名人ばかりのせいか?著者紹介がアッサリしていて残念でしたが、期待以上にギュッと詰まった内容の濃い、とても贅沢な1冊です。2014/05/15