集英社文庫<br> 古事記とは何か―稗田阿礼はかく語りき

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集英社文庫
古事記とは何か―稗田阿礼はかく語りき

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087468779
  • NDC分類 912.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

編纂1300年を迎える古事記を読み解く
日本最古の歴史書とされる古事記。そこで描かれる神話や伝説には、日本で起こった様々な出来事が隠されていた。編纂1300年、2013年の式年遷宮を前に、著者が新たな古事記の楽しみ方を語る。

内容説明

日本最古の歴史書と言われる古事記。そこには1300年にわたって日本人に受け継がれてきた叡智の結晶が詰まっていた!天照大御神や須佐之男命といった、誰もが一度は耳にしたことのある神話や伝説はどのようにして生まれたのか。本居宣長や柳田國男らによるこれまでの研究を取り上げながら、古事記の成り立ちと魅力を、物語形式でやさしく解説する究極の一冊。これで古事記の全てが分かる。

目次

第1章 『古事記』は歌劇の台本
第2章 高天原と大八島国と黄泉国
第3章 出雲の国の物語
第4章 高天原と葦原中国の戦い
第5章 天孫天津日子の降臨
インターミッション
第6章 高千穂より大和へ
第7章 日本語を創った天武天皇

著者等紹介

長部日出雄[オサベヒデオ]
1934年青森県生まれ。編集者、ライターを経て作家に。73年『津軽じょんから節』『津軽世去れ節』で直木賞、87年『見知らぬ戦場』で新田次郎文学賞、2003年『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』で大佛次郎賞を受賞するほか、受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょう(読書量低下中)

8
読了まで何日もかかった。昔から神話に興味があったうえ、稗田阿礼に所縁のある土地の近くでいる者としては、「古事記1300年」に合わせて数々の本が並べられている中、この本を選んでみた。面白く読めるところもあれば、何度読み返しても頭に文章が入らず、読み飛ばしてしまうところも…でも自信を持って唱える稗田阿礼女性説や「古事記」歌劇説など読んでてなるほどと楽しくなることも…象徴天皇に関する文章など興味深いこともたくさん書かれていた。でも己の不勉強さゆえにきっと作者の伝えたいことの半分も理解できてないやろな~2012/09/20

nori

3
Logical explanation for Kojiki as scenario for an opera. It may solve an issue why Kojiki and Shoki were made by Tenmu order. However issue such kind of opera was existed in 8th. Also, comment for Ise shrine in epilogue was the snake feet additional. 2013/08/24

Kevin

1
古事記は歌劇てあるという説に基づき、脚本のように描かれており、神話がビジュアルに伝わってきて、読みやすい。また、所々で、語られる神話の解釈も面白く、古事記を理解する良い入門書である。2019/06/29

しろくま

1
伊勢神宮、熱田神宮に行く機会があって、それがきっかけで古事記に関心をもちました。説明の部分は楽しく読めましたが、戯曲調のところは読みにくくて、何度もページを戻って読み返しました。2012/10/01

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