出版社内容情報
元寇という時代の嵐に翻弄される若者たち。
13世紀の壱岐。幼馴染みの二郎と宗三郎は、浜に流れ着いた高麗の少女・麗花と出会い、兄妹のように育つ。が、蒙古の大軍が襲来し、苛酷な運命に巻き込まれていく。人は何のために生き、戦うのか。歴史長編。
内容説明
鎌倉時代の半ば。玄界灘に浮かぶ壱岐島で、幼なじみの二郎と宗三郎は、浜に流れ着いた一人の少女を発見する。少女の名は麗花。母国の高麗を追われ、親を失っていた。三人は島で兄妹のように育つが、やがて蒙古の大軍が壱岐を襲い、過酷な運命に巻き込まれてゆく。何のために生き、誰のために戦うのか―元寇という巨大な時代の嵐に立ち向かう若者たちを描いた、魂を揺さぶる歴史大長編。
著者等紹介
天野純希[アマノスミキ]
1979年名古屋市生まれ。愛知大学文学部卒業。2007年『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けやき
31
天野純希さんの元寇のお話。未曾有の大難の蒙古襲来。壱岐で起きた悲劇がちゃんと描かれてます。いつの世も日本の政府の対応は後手後手にまわるのね。二郎、宗三郎、麗花の青春劇のような側面も。三人の今後をハラハラしながら下巻にGo!2020/05/01
スー
19
132壱岐に住む商人の子の二郎と武士の養子の宗三郎そして二人に救われた高麗から漂着した少女の麗花の3人が元寇で家族や仲間を失いながらもそれぞれの道を懸命に生きていく物語。壱岐は対馬同様に少数の武士が蒙古に立ち向かうが多勢に無勢で壊滅し島は阿鼻叫喚の地獄絵図の様になる。最近対馬での惨状は有名になりましたが壱岐も同じ状態で壱岐の武士達は戦いながら後退して時間稼ぎをして籠城して援軍を待つも現れず敗北した。九州武士団を纏める為に捨て石にされた2島は次の弘安の役をどう耐え3人はどんな結末を迎えるのか?楽しみです2020/09/29
TheWho
12
鎌倉元寇期の文永の役前夜、壱岐に流れ着いた高麗遺臣の娘と御家人の息子、絵描きを志す富裕商人の息子三人の主人公が、壱岐で遭遇する凄惨な文永の役の惨禍に巻き込まれながら時代の渦に立ち向かう海洋歴史絵巻。元寇と云うキワードで購入した一冊。白石一郎や北方謙三、海音寺潮五郎を彷彿とする海を題材とした稀有な物語であった。上巻は、文永の役で壊滅した壱岐島の惨禍から、主人公らの各々の生き様に焦点が絞られている。弘安の役が語られる下巻が楽しみです。2017/05/25
Akira Katuta
5
元寇がテーマの本。ずっと戦国モノばかり読んでいたけど、鎌倉時代ものは初めて。最近韓国では豊臣秀吉が攻めたてきたことを避難しているけど、この時代逆に日本に高麗が攻めてきているんだよね。そーゆー話はおいておいて、内容は青臭い青春ストーリーを中心において、鎌倉を中心とした政治、対馬や壱岐での実際の戦、それぞれの立場での憤りとか、思惑とかを描いた、読み応えのある作品。現代に通じるものもある。下巻での展開が楽しみ。2014/06/23
kawaken1216
4
元寇を題材にした珍しい時代小説。元の侵攻に対して、鎌倉幕府は大宰府を守れば良いという姿勢で対馬や壱岐といった島々には一切援軍を出さない。捨石にされた壱岐で守護代に娘を託された主人公は生き延びることができるのか? 海に囲まれた”島国”日本が、初めて侵略される国難にどう立ち向かうのか?詳しくは本書で!2013/09/11
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