出版社内容情報
女の数だけ恋愛の形がある
50歳となりある決断をする蝶子。40歳を過ぎても、母の恋愛に反抗する綾音。遠望子の新しい男関係や、離婚してからの新しい真咲の恋。大人の女性の恋愛事情を描く人気シリーズ第3弾。(解説/吉田伸子)
内容説明
十数年前に、ルームシェアしていた女たち。市役所に勤める独身の蝶子、シングルマザーの遠望子、離婚ほやほやの綾音、独身生活を楽しむバツイチの真咲。年齢も性格もまったく違う4人が、それぞれ恋に悩み、ときにはあきらめることを覚えながら、前向きに生きる。親友でもなく家族でもない、つかず離れずのいい関係で結ばれた女たちを描く「桜ハウス」。いよいよ蝶子が50歳に!シリーズ第3弾。
著者等紹介
藤堂志津子[トウドウシズコ]
1949年、札幌生まれ。19歳で詩集『砂の憧憬』を刊行。広告代理店勤務を経て、87年小説『マドンナのごとく』で第21回北海道新聞文学賞を受賞。89年『熟れてゆく夏』で第100回直木賞、2001年『ソング・オブ・サンデー』で第8回島清恋愛文学賞、03年『秋の猫』で第16回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roomy
27
桜ハウス3作目。綾音は40代になっても成長していません。困ったものです。それにしても蝶子さんの作るごはんは美味しそうですね。だれの恋愛にも共感できませんがこんな友人関係はいいな〜と思う。2013/12/09
zanta
15
336/12/26/2015 婚外恋愛の話ばかり続くので少々辟易。本当はまともに結婚してまともに添い遂げる人たちの方がずっと多いはずなのに。ただ、誰でも一度くらいは結婚している人に横恋慕したり、そういう人とつきあってしまったり、そういうことがあるんじゃないかな。そういう目で読むと中々含蓄に富む言葉もある。もうちょっと枯れた彼らを読みたい気はしてしまうから、だからまた読んでしまうんだろうな。2015/12/26
hiromura
11
久々の藤堂さん。桜ハウスでルームシェアしていた4人のその後。解説によると5歳違いの疑似姉妹のような関係、いいな。自分はさらに5歳年上だが、仲間入りしたら、きっと蝶子さんに頼ってる気がする。綾音の母の野利子のような60代もいいな。2015/10/29
くろにゃんこ
11
シリーズ3作目…前作を忘れてしまった(^^ゞ4人の女性の日々にはどうしても恋愛が入り込んでしまうのか…そして儚いものなのか。読了感、ちょっとモヤモヤの一冊でした。2012/09/22
トッティ
7
桜ハウス第3弾。恋愛って、いくつになっても何回経験しても、同じこと繰り返してしまうもんですね。ハッピーエンドで終わらないけど、友達の繋がりが深いから後味が悪くなく良かったです。2013/09/23