出版社内容情報
怪しく光る赤い目の正体とは!?
エリカの後輩、則子が母親と刺し違えて心中!? エリカとクロロックの超能力で命はとりとめたものの、動機は不明のまま。則子の家の扉の奥には、赤いものが目のように奇妙に光って!? 表題作他1編。(解説/大森 望)
内容説明
エリカの後輩、中宮則子が母親と刺し違えて心中をはかった。エリカとクロロックの超能力で一命はとりとめたものの、心中の動機は不明のまま。蛇と剣が浮き彫りになった則子の家の扉の奥に、赤いものが目のように光っているのが奇妙だった―。おなじみ正統な吸血鬼・クロロックとその娘・女子大生エリカが大活躍!表題作のほか、『吸血鬼を包囲しろ』を収録。大好評シリーズ第6弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
95
吸血鬼が祈った日 吸血鬼を包囲しろ 2話の中編小説。 「祈った日」は,新興宗教のような話。 「包囲しろ」は,秘密結社のような話。 どちらもやや,突飛だが, エリカとクロロックの吸血鬼親娘は, 人間よりも人間らしく,人情にもあふれている のでほっとする。2011/09/28
白雪ちょこ
17
かなり初期の時の吸血鬼シリーズ。 今回も、中編2話となっており、表題作の「吸血鬼が祈った日」は、宗教がらみの内容となっている。 作者が得意としていることで、「世の中には、こんなに寂しい人がいるのだろうか」と言ったエリカの心の中のセリフが、かなり印象的。 あとは相変わらずで、テンポ間と犯人の同期があっさりとしているところも、安定。2025/02/13
coco夏ko10角
15
吸血鬼シリーズ第6弾。「吸血鬼が祈った日」親子が何組も登場。それぞれの親子の対比が面白い。「吸血鬼を包囲しろ」みどりと千代子は一体どこに?そして後半のエリカとクロロックがすごい。これはやられた側はホラーですわ。2013/12/11
喪中の雨巫女。
8
《私ー図書館》【再読】←蔵書。コバルト文庫時代に、シリーズ購入してたが、読み始めると一気読み。エリカだけでなく、他のキャラクターが生きてるから、面白いと思う。2015/12/23
ぺろりん
7
《妹》 みどりは本当に食いしん坊…笑2014/03/19
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- 和書
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