集英社文庫<br> 沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史〈上〉

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集英社文庫
沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087467253
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

沖縄には、日本の戦後のすべてがある
太平洋戦争、今なお日米の狭間で翻弄される沖縄。だがそんな中、たくましく今日の沖縄を築いた人々がいる。密貿易、軍用地主のドンなど、知られざる姿に光を当てるノンフィクション。

内容説明

戦後日本は、沖縄を米国へ人身御供として差し出すことで、復興と繁栄を手に入れた。沖縄に米軍基地の大半を押しつけて経済発展を享受する構図は、東京のために福島に原発を作ることと何ら変らわない。天皇、米軍、沖縄県警、ヤクザ、怪人、財界人、奄美人など…戦後の沖縄を作り上げた人々の、本土では知られざる「小文字」の物語を丹念にたどり、現代日本そのものを逆照射したベストセラー。

目次

1 天皇・米軍・沖縄県警(「お約束」の島から「物語」の島へ;歴史に翻弄された沖縄県警;スパイ蠢く島 ほか)
2 沖縄アンダーグラウンド(花街・映画・沖縄空手;沖縄ヤクザのルーツ“戦果アギヤー”;山口組の影 ほか)
3 沖縄の怪人・猛女・パワーエリート(その1)(弾圧・拷問・右翼テロ;第三の新聞・沖縄時報顛末記;沖縄を通り過ぎた男たち ほか)

著者等紹介

佐野眞一[サノシンイチ]
1947年、東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。97年、『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で、第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦 乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とくけんちょ

57
沖縄の戦後史。本土からすれば、沖縄には何か遠慮があって、引け目があり、気も金もつかう。その反面、沖縄は、その感情を敏感に感じて、本気になれず大きく伸びない。今でこそ、本土、沖縄の壁はなくなっているが、そのルーツを探りたいと思い、手にとった本。枠の大きい小さいはあれど、人間社会があれば、必ず階級、差別が生まれるもんだと再認識。琉球でありながら、日本であって、アメリカであった島、アイデンティティの形成は生まれた世代で変わるのだろうか。2023/03/18

大阪魂

47
今年初めていった沖縄!沖縄のことちょっとでも知れるかなあて読んでんけど沖縄の戦後史、ほんま凄かった…県民の1/3が亡くなられた1945年の「鉄の暴風」、1953年の奄美復帰、1972年の沖縄復帰…米軍に占領された中で若者たちは警官か教師かヤクザでしか身をたてれへんかった…そして五次にわたるヤクザ抗争、オリオンビール創業の具志堅さんはじめ沖縄四天王、大田元知事はじめ米国留学組の活躍、沖縄復興支えた「税調のドン」山中貞則、沖縄がおかれた特殊性があったからこその中内ダイエーの成長…現代史不勉強やったん痛感やわ…2024/06/14

PEN-F

42
この表紙の写真と戦後というキーワードからいって、あっち系のお話だろうなと思ってたけども...そっちかよッ‼️∑(゚Д゚) 沖縄の闇... 光と影は表裏一体、光が射すということは必ず影の存在がある。光が強ければ強いほど闇は恐ろしいまでに深く黒く...。見せかけの強さ、薄っぺらい理想、腐ったご馳走、溢れる情報、平和に見える空気、本質のないルール。自由が欲しかったのか?夢を見たかったのか? それを求めて集まる人、人、人。 操られているとも知らずに...。あの時の沖縄は今の日本の縮図そのもの。2021/02/23

楽駿

34
品川図書館本。「太陽の棘」「宝島」と、沖縄を舞台にした話を続いて読んだ関係で、どうしても、もっと沖縄を知りたくなった。私の住んでいる町は、沖縄出身者の多い街でもある。あの沖縄口で語る呑み助も多い。戦後、沖縄で何があって、大和があるいは、アメリカが何をして、それに同、戦ってきたのか。沖縄は被害者であって、加害者になることはなかったのか。様々な思いを、この本は読み解いてくれた。そして、知って良かったと思う。下巻がどんな流れになるのかは、まだ解らないが、今年読んだノンフィクションの中で、1位になる可能性は高い!2019/06/30

扉のこちら側

28
単行本で初読し文庫で再読。これだけ多岐に渡る事件や人物について書き込んであっても、猥雑な印象はあるけれど、そこもまた計算されたようにすらすら読めてしまう。2013/03/24

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